ロイヤルズがクアトラーロ監督と2029年まで契約延長

2026年はポストシーズン返り咲きを目指す

January 5th, 2026

4日(日本時間5日)、ロイヤルズはマット・クアトラーロ監督と3年間の契約延長に合意したことを発表した。

クアトラーロ監督は現行の契約の最終年を迎えており、今回の3年契約は2027年から2029年までとなる。また、2030年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっている。ロイヤルズが今オフ中にクアトラーロ監督との契約を延長することは予想されていたが、こうした契約延長は通常、スプリングトレーニングの直前または期間中に行われることが多い。しかし、ロイヤルズは年明け早々のタイミングで指揮官との契約延長を実現した。

ロイヤルズは、クアトラーロ監督が指揮を執った3シーズンで224勝262敗を記録。すでに監督として球団史上7位の通算勝利数となっている。就任1年目の2023年は56勝106敗と大きく負け越したものの、2024年は86勝76敗でポストシーズン進出を果たし、地区シリーズまで進出した。前年から白星を30個も増やす大躍進を遂げ、エライアス・スポーツ・ビューロー社によると、シーズン100敗の翌年にポストシーズン進出を果たすのは史上3チーム目の快挙だった。クアトラーロ監督はこの年、最優秀監督賞の投票で2位となった。

2025年はポストシーズン進出を逃したものの、82勝80敗を記録し、2年連続の勝ち越しシーズンとなった。ロイヤルズが2年連続で勝ち越すのは2013~15年(3年連続)以来だった。エライアス・スポーツ・ビューロー社によると、シーズン100敗の直後に2年連続で勝ち越すのは史上8チーム目だという。

しかし、クアトラーロ監督を含め、ロイヤルズは2025年シーズンの結果には全く満足しておらず、2026年はポストシーズンに復帰し、勝ち進んでいきたいと考えている。

12月、クアトラーロ監督は「一緒にいるとワクワクするチームだと思う。選手たちは競い合い、準備も万端だ。お互いに仲も良い。クラブハウスはとても居心地が良いんだ。選手たちは共通の目標を持ち、最終目標がワールドシリーズ制覇であることを理解している。そして、それが簡単な目標ではないことも理解してくれている」と話していた。

さらに「私とスタッフが重視していることの1つは、選手のことをできる限り深く理解することだ。選手1人ひとりは全く違うし、アプローチの仕方も変わってくる。選手のことを深く理解し、何がモチベーションになっているのかを知ることによって、より調和のとれた相乗効果を生み出すことができる。それが困難な時期を乗り越える力になっていくんだ」と力説した。

クアトラーロ監督を中心とするコーチ陣は就任以来、アナリティクス(分析)を重視しつつ、組織全体に多くの改革を施してきた。クアトラーロ監督は落ち着きがあり、感情的になることも少なく、選手たちからはクラブハウスを率いる姿勢を称賛されている。

ロイヤルズはリーダーシップの継続性を重視しており、球団オーナーのジョン・シャーマン氏はJ・J・ピコーロGMとクアトラーロ監督への信頼を公言している。昨年2月にはピコーロGMとの契約を2030年シーズンまで延長(2031年の契約は球団オプション)。そして今回、クアトラーロ監督との契約延長も実現し、「持続可能な勝者になる」というビジョンの下でチーム作りを進めていく。