マシュー・ボイド(35)が、ワールドベースボールクラシック(以下、WBC)のアメリカ代表への参加が春季キャンプに支障をきたさないと確信する理由の1つは、昨季の3月にカブスの一員として日本での開幕シリーズを経験したからだ。
ドジャースとの東京シリーズに向けたカブスの海外遠征中、ボイドは東京ドームでのエキシビションゲームで巨人と対戦した。熱狂的な環境であり、このベテラン左腕はそのような状況でフォーシームの球速アップを実感した。そして、3月中旬のアドレナリンの放出は、残りのプレシーズンを妨げることも、米国本土での開幕後に悪影響を与えることもなかった。
「それが、WBCの活動に参加することへ簡単にイエスと答えられた理由の1つだ」とカブスがレンジャーズに2-3で敗れた試合での先発後、ボイドは語った。
「私たちの経験と非常に似ている。前年にした経験からの変更ではない」
ボイドはスローンパークでのレンジャーズ戦によるオープン戦初登板で36球を投げ、5度の空振りを奪い、1回2/3を4三振無四球で終えた。スタットキャストによると、フォーシームの平均球速は92.6マイル(約149キロ)で最速は94.3マイル(約151.8キロ)だった。昨季の全体平均は93.3マイル(約150.2キロ)だった(2024年の92マイル=約148.1キロから上昇)。
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これらの数字はボイドにとって素晴らしい序盤の兆候であり、昨季3月の日本での登板を思い起こさせた。4イニングの登板で左腕は平均92.9マイル(約149.5キロ)を記録し、複数回94マイル(約151キロ)を超え、95マイル(約153キロ)にも達した。その球速上昇には間違いなく東京ドームの雰囲気が一役買っており、今春のWBCでも同じことが起きる可能性がある。
「懸念事項があるとすれば、それは激しさだと思う」とカブスのクレイグ・カウンセル監督(55)は語った。
「昨季(の日本)でも私たちはそれを少し経験した。それが一種の指標となった」
ボイドは、東京での経験から学んだ教訓は、高揚した瞬間の数日後、ワークロード(投球量や負担)の管理を優先することだったと語った。
「マウンドに上がり、(普段と)同じように投げるだけだ」とボイドは語った。
「そして、どうなろうと、もし数字が少し上がったとしたら、『よし、今はそういう状態か』と受け止める。私たちはその時点に向けて調整を進めているため、その瞬間自体が重要なのではないと思う。重要なのはその後の日々だ。どのように回復するかが重要だ」
ショウが初めて外野でプレー
マット・ショウ(24)がスーパーユーティリティーの役割へ移行するための鍵は、外野で多くの出場時間を確保することになる。それが、ルーティンのプレーを超え、より予測不可能な要素のある経験をショウに積ませる唯一のやり方だ。
「あまり起こらないプレーを求めている」とカウンセル監督は語った。
「真上に上がった(簡単な)フライをショウが捕球し、私たちが『おお、右翼を守れるぞ』となるようなプレーは、何も教えてくれない。チームとしてはそれ以上のものを求めている。だから、アクションが必要だ。変わった(少し難易度の高い)プレーが必要だ。それらの経験が自身を向上させ、成長をもたらす」
21日(日本時間同22日)に右翼で初先発した際、ショウは自身の方向に飛んできた1つの平凡な飛球を無事に捕球した。それが、外野を経験した最初の5イニングでのアクションのすべてだったが、ショウは初めて右翼を守ることを楽しんだ。
「間違いなくとても楽しい」と語った。
「もちろん外野でもプレーし、試合に多く出場できることを望んでいる。そして、内野でプレーする必要があるポジションが空いている時はいつでも、当然それもこなすことができる。ユーティリティーのような役割を楽しみにしている」
バレステロスがまもなく到着
カウンセル監督は、ベネズエラでの就労ビザの問題で春季キャンプの序盤を欠場したモイゼス・バレステロス(22)が、21日(日本時間同22日)の朝にアメリカへ到着したと述べた。この22歳のプロスペクト(カブスの球団ランキング1位、MLBパイプラインのトップ100リストで全体55位)はアリゾナへの移動が遅れたが、22日(同23日)にはキャンプに合流する予定だ。
「結局、これは小さな問題だ」とカウンセル監督は語った。
「今後の1週間は、試合でバレステロスの姿を見ることはない。それは確実に言える。しかし、多くの時間を失うわけではない。私たちには十分な時間がある。そして、約2週間後には過去の話になるだろう。私たちはバレステロスを練習に参加させるが、本人はすぐにでも実戦に出たいとうずうずするはずだ。ここで私たちは賢明に対処しなければならない」
ロングがケガにより退場
カブスのプロスペクトランキング6位の一塁手、ジョナサン・ロング(24)は、左肘の捻挫のため、レンジャーズ戦を四回に退いた。送球が逸れてベースから離れた際、打者走者のマーク・カナ(37)と左腕が交錯したことでケガをした。ロング(WBCでチャイニーズ・タイペイ代表としてプレーする予定)は、数日中にさらに詳しい検査を受ける。
