ドジャース最古参のベテランが、少なくともさらに1年はチームに残ることになった。
マックス・マンシーが12日朝(日本時間13日)、1年総額1000万ドル(約15億円)の延長契約を締結した。2027年は700万ドル(約10億5000万円)を受け取り、2028年には1000万ドル(約15億円)の球団オプションが付いている。チーム事情を優先させた契約内容となった。ドジャースで3度のワールドシリーズ制覇を経験してきたスラッガーは、3連覇を目指す今季、さらなるリング獲得を目指す。
マンシーが2017年にドジャースとマイナー契約を結んだのは、2012年にドラフト5巡目で指名されたアスレチックスからDFA(=選手をロースターの40人枠から外す措置)となった直後だった。しかし、2018年にメジャー復帰を果たすと、長打力を武器に自らの地位を確立した。
今では、オールスターに2度選出され、レギュラーシーズン通算209本塁打はドジャース球団史上7位。ポストシーズンでの16本塁打は球団記録となっている。近年は単なるスラッガーを超え、打線を機能させる重要な歯車として存在感を示している。
その影響力は不在時の成績を見れば明らかだ。2025年は左膝の骨挫傷、さらに右腹斜筋の肉離れにより約2カ月離脱。その間、打線は安定感を欠き、マンシー出場100試合では60勝40敗だったのに対し、欠場時は33勝29敗だった。
ここ2年で出場は173試合にとどまるが、2024〜25年は打率.238、OPS.849を記録。昨季のwRC+137はフレディ・フリーマン(139)、ウィル・スミス(153)、大谷翔平(172)に次ぐチーム4位だった。
ドジャースは長期的に競争力を維持すべく、現在のチームのコア選手を残しながら、若手への世代交代を図っている。マンシーの在籍期間が伸びたことで、2025年にメジャーを経験したアレックス・フリーランドが三塁を継ぐまでの移行を円滑に進められる。
この延長契約は36歳となるシーズンまで保証されており、マンシーがドジャースでキャリアを終える可能性が高まった。無名の存在として加入してから9年。今では、ドジャース黄金時代を象徴する選手の一人へと成長した。
