【ブルージェイズ2-1カブス】トロント/ロジャースセンター、8月14日(日本時間15日)
カブスとのシリーズ3戦目に登板した、マックス・シャーザーが7回1失点の圧巻ピッチングを披露。カブス先発のマシュー・ボイドとのハイレベルな投手戦を制し、2勝1敗でブルージェイズがシリーズ勝ち越しを達成した。
「ダブルグッドサインだね」とシャーザーが痛めていた右親指を引き合いに出しながら、ジョン・シュナイダー監督は笑顔で両手の親指を立てた。「本当に頼りになる存在だ。ここまで長い道のりだったし、本当に努力してきたからこそ、彼が投げている姿を見ることができて楽しい。こういう選手は、そう多くはいない」
唯一の失点は、マイケル・ブッシュに許したソロのみ。三振はわずか3つだったが、危険なコースを避け、カブス打線から凡打の山を築いた。2桁三振を奪うことも、打たせて取ることもできる、自由自在な投球力の高さを示し、わずか73球で7回を終えた。
カブス打線が積極的に打ってくることを予想していたシャーザーの作戦は、それを生かすことだった。
「積極的に来るだろうとは予想していたが、実際はそれ以上だった。ただ結局は、しっかりとコントロールすることが大事。初球にストライクをとって、狙ったところに投げる。それが上手くいっているなら、バットを振られても全然大丈夫だ。おかげで、球数を抑えることができて、1球1球を丁寧に投げることができたよ」
そんなシャーザーの好投に応えたのが、ブラディミール・ゲレーロJr.。七回に決勝打となる20号2ランを放ち、ベテラン右腕を援護した。ブルージェイズはわずか3安打とカブスのボイドに苦しめられた。
「シャーザーがマウンドに上がる姿を見るたびに、なぜあれだけの数字を残しているのかが分かるし、殿堂入りが確実と言われるのも納得だよね」とゲレーロは語った。
71勝51敗という戦績のブルージェイズが今考えるのは、“どのように”ポストシーズンに突入するかだ。地区優勝だけでなく、ア・リーグで勝率2位以内に入りワイルドカードシリーズ(3回戦制)を回避する道も見えてきている。
ただ、40試合を残しておりまだ不確定な要素は多い。だからこそ、シャーザーの好調はチームにとって大きな意味を持つ。この調子を維持できれば、ポストシーズンでローテーションの前半(先発3番手以内)を務めることも十分にできるだろう。現役選手で3位となる、ポストシーズン通算143イニングを投げてきたシャーザー。41歳の右腕は、その慣れ親しんだ舞台で輝きを放つ準備ができている。
