「Trick or Treat!(トリック・オア・トリート)」
お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ。
ハロウィンの日、アメリカでは仮装した子供たちが近所の家を訪ね、お菓子をもらう。定番は個包装のキャンディーやチョコレート。ちょっとがっかりするのは、個包装のレーズンだ。
子供たちの間では、どの家で何をもらえるかという情報もあっという間に広まる。「あの家に行けばこのお菓子がもらえるよ」
そんな評判が立つ一方で、「あそこはレーズンしかくれないから、行かない方がいいよ」と、残念な家の情報まで口コミで共有される(ハロウィンの子供たちはとてもシビアだ)
今年、全米で一番、子供を狂喜乱舞させたのは、ダイヤモンドバックスの右腕、メリル・ケリーではないだろうか。
ケリーはトラの着ぐるみ姿で子供たちを出迎えた。自宅を訪れた子供たちは、ケリーが誰なのか知っていたのだろう。本物が現れただけでも、子供達にとってはうれしいはずだが、ケリーが用意していたのはキャンディではなく、サイン入りスパイク。
子供たちがパニックになったのは無理はない。ハロウィンが、思いがけないファン感謝デーに変わった。
大盤振る舞いの理由は何だったのだろう。子供たちへのサービス精神か、それともシーズン終わりで家の中の断捨離も兼ねていたのか。いずれにしても、子供たちにとって忘れられないサプライズになったはずだ。
ただ、ひとつ気になることがある。
今年これだけのプレゼントを配ってしまったら、来年、子供たちの期待はさらに高まるのではないか。さて、ケリーは来年、どんな「Trick or Treat」を用意するのだろう。
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