ポストシーズン争いで再び不安定さを露呈、延長11回で敗戦

September 21st, 2025

ポストシーズンに進出したいメッツにとって、ナショナルズのようなメジャーで最下位クラスの勝率のチームを倒すことは必須だ。しかし、両軍の対戦は暗い一日となった。

今季を通して不安定なメッツの守備がまたも顔を出し、延長11回の末、ナショナルズに敗れた。

3−3の同点で迎えた延長11回、メッツのリリーフ、タイラー・ロジャースからデイレン・ライルが左中間深くへ飛球を放った。中堅のセドリック・マリンズが捕球できそうに見えたが、打球は頭上を越えてフェンス直撃。打球は右翼方向へ転がり、2点ランニング本塁打となった。スタットキャストによれば、この本塁打は風に押し戻されて約10フィート(約3メートル)分スタンドインを阻まれたものだった。

「まずまずの良いスタートは切れた」とマリンズは語った。「打球に追いつけないと分かった時点で、フェンスに当たった球を処理しようと止まった。直感的なプレーだよ。できることをやるしかない。何をしようとしていたかは分かっていたけど、実行できなかった」。

ライルは、シティフィールドのようなアウェーの空気が漂う球場でプレーするのが大好きで、この日も14.86秒でダイヤモンドを1周した。

「こういう環境でプレーするのが大好きなんだ。自分が何ができるかを示したいからね。毎日少しずつ自信がついてきていると感じる。(環境に)慣れて、どんどん居心地が良くなっているからだよ」

メッツの守護神エドウィン・ディアスを2イニング目も続投させるべきだったのでは、との声も上がった。ディアスは10回にわずか7球(すべてストライク)を投げたが、カルロス・メンドーサ監督によれば、18日のパドレス戦で登板し、翌19日もブルペン投球を経てこの試合に入ったという。

延長11回裏はPJ・ポーリンが三者凡退に抑え、メッツは75敗目。ナ・リーグのワイルドカード最終3枠目を争うレッズを依然として1ゲーム差でリードしている。レッズは本拠地でカブスに6―3で勝利した。

序盤はミスが重なり、メッツが先行を許した。ルーキーのノーラン・マクリーンは今季7度目の先発で立ち上がりにやや苦しんだが、二回終了時点で3点ビハインドとなったのは投手だけの責任ではなかった。

マクリーンは初回、先頭のジェームス・ウッドに四球を与え、暴投で走者を進めた。続くジョシュ・ベルの安打で一、三塁とされ、ライルの遊ゴロで二塁封殺は取ったものの、その間にウッドが生還した。

二回には守備の乱れが出た。ディラン・クルーズの内野安打に続き、ライリー・アダムスが右前打。打球がフアン・ソトのグラブの下を抜け、クルーズが生還、アダムスは一気に三塁へ進んだ。

ブレイディ・ハウスが次打者で、一塁手ピート・アロンソへの平凡なゴロを放ったが、アロンソのマクリーンへの送球が乱れ、ハウスは出塁した。続く打者ウッドの打席でマクリーンが暴投し、アダムスがこの試合の3点目のホームを踏んだ。

「われわれは不安定だ。いいプレーができる時期もあれば、ミスが起きる時期もある。時間はあまり残されていない。今できるのは気持ちを切り替えることだけだ。あすは午後1時40分開始(米東部時間)の試合がある。序盤はクリーンな試合ができなかったが、選手たちは粘って盛り返し、勝てる位置にまで持っていった。だが、勝ち切れなかった」。

メンドーサ監督はそう振り返った。

前日に12点を奪ったメッツだったが、この日は本塁が遠かった。八回まで得点圏で5打数無安打。ナショナルズは二、三塁でクローザーのホセ・A・フェレアが登板した。代打マーク・ビエントスが三塁線へ二塁打を放ち、ブランドン・ニモとスターリング・マルテが生還した。

メッツは一、二塁からフアン・ソトのポテン気味の安打で、代走ホセ・シリが生還して同点に追いついた。だがその後、フェレアがニモとマルテを連続三振に仕留め、勝ち越しの好機はついえた。

メンドーサ監督はこう語った。

「いい打席もいくつもあったし、あの場面は流れが来ていた。ただ、ボールをインプレーにして勝負する以上、こういうことも起こりうる」。