【メッツ7-3ブルワーズ】ニューヨーク/シティ・フィールド、7月2日(日本時間3日)
敵地でパイレーツにスイープされ、総得点4-30と打ちのめされたメッツ。3連敗を引きずって戻ってきた本拠地シティ・フィールドでのダブルヘッダーの2試合目でようやく息を吹き返した。
第1試合では、2-1とリードして迎えた六回にリリーフのリード・ギャレットが大乱調。ジョーイ・オルティスにグランドスラムを浴びるなど計4失点を喫し、2-7で敗戦。連敗が4に伸びた。
しかし、第2試合では打線に施した小さなテコ入れが功を奏した。普段は1番を打つフランシスコ・リンドーアが2番に下がり、代わりにブランドン・ニモが1番に起用された。
相手先発は注目の若手右腕ミジオロウスキーだったが、メッツ打線は二回に猛攻。2死一、二塁の場面で、センガーの打球がミジオロウスキーのグラブを弾いてセカンドのトゥランに転がったがうまくボールを処理できず、満塁に。ここでニモが右翼席へ今季初のグランドスラムを放ち、メッツが一気に4点を先制した。
続くリンドーアも左中間スタンドへ第17号ソロ。ここまで30打数2安打と極度の不振だったが、オールスターに選出された理由を自らのバットで証明した。
投手陣はオープナーとしてブラゾバンが初回を無失点で締め、2番手の新人ブレイド・ティドウェルが4回1/3を3失点でまとめ、メジャー初勝利。ブルワーズは六回にイェリッチとチューリオの連続本塁打で3点を返したが、逆転には届かなかった。
メッツは六回にもリンドーアがタイムリーを放ち7点目を加え、試合を決定づけた。この勝利でメッツは本拠地での今季30勝目。嫌な流れを断ち切った。
