【レンジャース5-0ブルワーズ】テキサス、グローブライフフィールド、9月8日(日本時間9日)
レンジャーズは、毎日、日替わりで『意外なヒーロー』が誕生している。
ブルワーズとのシリーズ第1戦で主役になったのは、29歳のルーキー、マイケル・ヘルマン。
ヘルマンは、五回にキャリア初の満塁の場面で打席に。ブルワーズ先発のホセ・キンタナの3球目の高めシンカーを振り抜き、グランドスラムを左翼スタンドに叩き込んだ。
今季レンジャーズ初、そして自身初のグランドスラムを記録。ヘルマンの一振りで、レンジャースはシリーズ初戦をものにした。
キンタナは、運命を分けた五回まで完全試合ペースだった。しかし、ファウルポップを落球してジェイク・バーガーが四球で出塁すると、続くカイル・ヒガシオカが二塁打、ジョナ・ハイムも四球を選び、ヘルマンの大一打を迎える準備が整った。
「打席に入ったとき、自分の役割は分かっていた。大きく飛ばして犠牲フライを狙うこと。運よく、もっといい結果になったんだ。ボールはスタンドに飛び込んでくれた」とヘルマンは振り返る。
「心臓はめちゃくちゃバクバクしていた。深呼吸して短い祈りを捧げて、思い切って振り抜いた」
さらに七回、ヘルマンは右中間の間を破る二塁打でハイムを生還させ、自己最多となる5打点を挙げる大活躍。
コーリー・シーガー、マーカス・セミエン、アドリス・ガルシア、ネイサン・イオバルディ、エバン・カーターといった主力が負傷者リストに入る中、レンジャーズ(75勝70敗)はルーキーや下剋上組がポストシーズン争いに大きく貢献している。
その中でも、ヘルマンは最も意外な活躍を見せる1人だ。
ヘルマンは2018年MLBドラフト11巡目でテキサスA&M大からツインズに指名され、2024年9月3日にメジャーデビュー。しかし、スプリングトレーニング直前にカージナルスへ移籍。その後ウェイバーを経て、5月19日にレンジャーズが獲得。
オールドルーキー、ヘルマンの活躍で、ワイルドカードの3番につけるマリナーズに1.5ゲーム差に迫った。
