ベテラン右腕マイケル・ロレンゼンが、ロッキーズとの1年800万ドル(約12億5000万円)の契約に合意した。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報として伝えた。
球団は正式発表していないが、契約内容には2027年の900万ドル(約14億1000万円)の球団オプション(契約延長権)が含まれている。
レッズで最初の7シーズンを投げて以来、ロレンゼンは5シーズン連続でFAとなり、エンゼルス、タイガース、フィリーズ、レンジャーズ、ロイヤルズと短期契約を続けた。
レンジャーズからトレードされた24年、ロレンゼンはロイヤルズでシーズン終盤に素晴らしい活躍をした。トレード後は7試合(うち先発6試合)に登板し、28回を投げて防御率1.57をマーク。25年は141回2/3を投げて防御率4.64と成績を落としたが、9回あたりの奪三振率8.1は、リリーバーだった19年以来(短縮シーズンを除く)で最も高い数字だった。不振の原因は、自己ワーストの25本塁打を浴びたことにある。
33歳のロレンゼンは、MLBのサービスタイム(実働)10年到達まで、アクティブロースター(26人枠)登録期間が残り数日となっている。その間、球種は大きく変わっておらず、球速もまずまず維持されている。シンシナティでのリリーフ時代に球速のピークを迎えたが、先発としてはフォーシームが94〜95マイル(約151〜153キロ)前後で推移している。
2021年から24年の期間、ロレンゼンのフォーシームに対する被長打率は.341を上回ることはなかった。しかし昨季、この球種に対する被長打率は.509となり、6本塁打、6二塁打を浴びた。これは2015年のルーキーシーズン以来、ロレンゼンがフォーシームで許した最多の本塁打数だった。
25年を含め、ここ数シーズンのロレンゼンにとって最高の決め球はチェンジアップ。昨季は投球全体の17.3%を占め、空振り率は42.4%を記録した。チェンジアップで決着した115打席において、35三振を奪い、許した本塁打は2本だった。