父親の急死により、直前に出場を回避してから1日。ベテラン内野手のミゲル・ロハス(37)は、8日(日本時間9日)に行われたブルージェイズとのシリーズ最終戦でスタメンに復帰した。
7日(日本時間8日)の時点では、デーブ・ロバーツ(53)監督は、ロハスが試合に出るどころか、遠征の残りの日程に帯同し続けるかどうかも分からないとしていた。しかし、ロハスはその日の夜に監督を訪れ、家族やチームメートにとっても意味のあることだとして、シリーズ最終戦への出場志望を伝えた。
8日(日本時間9日)、ロハスは次のように語った。
「昨日は出場したかったのですが、フレディ(フリーマン)とドック(ロバーツ監督)に止められました。試合に出続けて集中力を保つのが難しいと、分かっていたからです。でも、私には常に信念があります。家族は私を育て、私が野球選手になるために人生のすべてを捧げてくれました。これこそが、家族が私に望んでいることです。毎日球場に現れ、チームメートを失望させないことにどれほどの誇りを持っているか、家族は知っています」
ベネズエラでは8日(日本時間9日)、ロハスの父親の葬儀が行われた。家族とともに過ごすためにチームを離れるかどうか、ロハスは明言を避けている。球団はどのような決断も支持する姿勢だ。
ロバーツは「忌引休暇を取ることになるだろうと思っている。ただ、ベネズエラにもマイアミにも家族がいる。本人の判断に任せている」と語った。
ロハスは、ドジャースが4-1で勝利した7日(日本時間8日)の試合前、父のミゲル・ロハス・シニアさんと最後に言葉を交わした。ロハスにとって、トロントでの試合出場は2025年のワールドシリーズ第7戦以来となる。その試合でロハスは、九回に試合の流れを変える同点本塁打を放ち、球団の連覇に貢献した。シニアさんは自撮り写真を送り、息子がプレーするのを心待ちにしていると伝えていた。
しかし、試合開始の約40分前、ロハスは親族からの電話で、父が病院に急送されたことを知らされた。父は心臓発作を起こし、息を引き取った。
「今はすべてを理解するのが本当に難しい」とロハスは語った。「辛いが、これが人生だ。いつかは誰もが経験しなければならない。周囲の邪魔になりたくはない。だから私はここにいて、ユニホームを着て、プレーする準備ができている。自分にとって感情的なものになる。それは分かっている。だが、以前にも母や祖父母との別れで、こうした瞬間を経験した。家族が私に望んでいることは、野球をすることだ」とチームに残った。
ドジャースのチームメートは帽子の横に父のイニシャルである「MR」を記した。
ロハスにとっての父との最高の思い出は、すべて「私を通じて野球を楽しんでいた姿」にさかのぼる。父はメジャーリーグでプレーする姿を見るために渡米することはかなわなかった。そのため、ロハスは毎オフにベネズエラへ戻り、ティブロネス・デ・ラ・グアイラの一員としてウィンターリーグに出場していた。2024年のカリビアン・シリーズで父と共に優勝を味わったことは、かけがえのない思い出だ。ドジャースでのワールドシリーズ連覇時は離れ離れだったが、その栄冠を分かち合えたことも同様に特別だった。
何よりも、ロハスはフィールド外での父の生き方を見本にしようとしている。父にとって、それはロハスがグラウンド上で成し遂げてきたことと同じくらい大きな意味を持っていた。
ロハスは語った。
「常に誰かのために行動する人でした。自分の利益よりも他人を優先し、いつも助けになりたいと考えていました。それは私が父から受け継いだものです」
