シーズンも折り返し地点に差し掛かり、各球団は7月31日のトレード・デッドラインに向けてに動きを加速させている。そんな中、ナ・リーグ西地区のダイヤモンドバックス(32勝34敗)のマイク・ヘイゼンGMが複雑な胸中を明かした。
「状況が好転して、『買い手』として会話に加わりたいのだが」とヘイゼンGMは語るが、現在、首位ドジャースに7.5ゲーム差、さらにワイルドカード争いでは4チームに先行されている。ポストシーズン出場が期待されていた今季、主力に負傷者が続出し、攻守ともに精彩を欠く厳しい展開が続いている。
直近18試合で12敗とチームは大苦戦中で、すでに他球団から主力選手へのトレード打診が相次いでいるという。特に注目されるのは、今季終了後にFAとなる先発ザック・ギャレンやメリル・ケリー、ブルペンを支えるシェルビー・ミラーら投手陣。また野手陣でも、三塁のスアレス、一塁のネイラー、外野のグリチックといった今季限りの主力にも熱視線が注がれている。
「現状の成績では仕方がない。15ゲーム上なら別のトーンでの電話が来ていただろうけどね」とヘイゼンGMは率直に語る。それでも「売り手」ではなく、あくまで「買い手」への道を模索しているのが本音だ。
エースのコービン・バーンズがトミー・ジョン手術で今季絶望となったことも大きな痛手だ。守備面でもミスが増加し、得点圏での拙攻も響いている。
「特に守備がシーズンを通して大きな問題だ。ランナーを溜めてミスが出ると大量失点につながる。全員に責任がある」とヘイゼンGMは厳しい表情で語った。さらに得点圏での打撃不振も深刻で、好機での一本が出ず、接戦を落とす試合が目立つ。
「残り時間は限られているが、シーズンはまだ十分に残っている」とヘイゼンGMは語気を強める。ポストシーズン進出をあきらめないチームの戦いは、買い手として動けるか、それとも売り手としての転換を迫られるか。6月、7月の戦いが大きな分岐点となることは間違いない。
