【エンゼルス11−4ヤンキース】ニューヨーク/ヤンキースタジアム 4月16日(日本時間17日)
マイク・トラウトの勢いが止まらない。ヤンキースタジアムでの4連戦で歴史的な打棒を見せ、ブロンクスの地にその名を刻んだ。
シリーズ第4戦の七回には、4試合連続弾、シリーズ通算5本塁打となる7号ソロ。初戦ではア・リーグMVPを3度受賞しているアーロン・ジャッジとの“複数本塁打競演”の中で2発を放ち、第2戦ではチームの3者連続弾の口火を切る一発、第3戦では逆方向への一撃と、4試合すべてで存在感を示した。
通算11度のオールスターを誇るトラウトは、旧球場を含めてヤンキースタジアムで敵地選手が4日連続で本塁打を放つ史上初の快挙を達成。ヤンキースとのシリーズでの4試合連続本塁打は、1972年のジョン・メイベリーSr.以来だが、当時はダブルヘッダーを含む3日間での記録だった。
さらに昨年の同球場最終戦から数えると、現行のヤンキースタジアム(2009年開場)で5試合連続本塁打。2024年8月のジャッジに並び、史上2人目の記録となった。
シリーズ5本塁打もまたヤンキース戦の最多記録に並ぶ。ジョージ・ベル(1980年6月)、ダレル・エバンス(1985年9月)、ジミー・フォックス(1933年6月)に続く偉業だが、いずれもニューヨークの試合ではない。
この日の一発も圧巻だった。七回にカウント2-2から低めのチェンジアップを捉え、打球速度114.6マイル(約184.4キロ)、飛距離446フィート(約136.0メートル)の特大弾を左翼席へ。
34歳のトラウトは、シンシナティでのレッズ戦から打撃フォームにわずかな修正を加えて以降、打撃が一気に上向いた。昨季終盤と同様、スイング前に軽くステップバックする動きを取り入れたことが好結果につながっている。
ヤンキースもこれ以上の一発を警戒し、八回にはトラウトを敬遠し満塁策をとったが、次打者のジョー・アデルが満塁本塁打を放ち、試合を決定づけた。
