野球には積み重なった歴史とファンの思いがある。それは、過去と現在、人と場所をつなぐ架け橋となる。
それを象徴するのが、シティコネクトユニフォームだ。9日(日本時間10日)、ブレーブス、オリオールズ、レッズ、ロイヤルズ、ブルワーズ、パイレーツ、パドレス、レンジャーズの8球団が新たなデザインを発表。「各球団のコミュニティのエネルギーと誇りを反映し、チームの歴史と野球の未来を祝福する大胆で創造的な解釈」だとMLBは説明した。
2021年にスタートしたシティコネクトユニフォームは、各チームの本拠地の文化を反映し、斬新な配色、フォント、グラフィックを採用してきた。各球団は3年ごとに新デザインを導入でき、今回発表された8球団にとってはいずれも第2弾となる。
各球団はナイキと、MLBのユニフォーム製造を担うファナティクスと協力し、前回のシティコネクトのデザインを発展させつつ、都市や地域、ファン文化の新たな要素を取り入れた。新ユニフォームは今後数シーズンにわたり試合で着用される予定である。
8球団の新デザインは以下の通り。
アトランタ・ブレーブス:1980年代のパウダーブルーのユニフォームをベースに、赤で袖口や襟元を縁取った配色。刷新された筆記体の「Atlanta」を胸に、袖口にはブロック体の「ATL」のパッチを採用している。現代のチームカラーとレトロスタイルを融合させた。
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ボルチモア・オリオールズ:1890年代のボルチモア・ベースボールクラブから着想を得たクラシックな「B」ロゴをキャップに採用。さらにホームスタジアムの真鍮(しんちゅう)製ホームランプレートやアイアン製スコアボード時計などをモチーフに取り入れた。胸の「BMORE」のワードマークの上にはオリオールの鳥が描かれている。
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シンシナティ・レッズ:20年以上前に着用していたベスト型ユニフォームを参考に、同系色のピンストライプを復活。袖には、毎年開幕前後に水が流れ始めるタイラー・デビッドソン噴水をデザインした。
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カンザスシティ・ロイヤルズ:カンザスシティの公式ロゴ「City of Fountains」から着想を得ている。フクシア色から青へのグラデーションで、水の街としての本拠地の特徴を表現。新しい「R」ロゴは1969年のオリジナルロゴへのオマージュとなっており、ハートロゴはアメリカ中西部の中心地としての位置を表している。
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ミルウォーキー・ブルワーズ:ブルワーズがミルウォーキーだけでなくウィスコンシン州全体を代表するチームであることを称えたデザイン。水をイメージしたベースカラーに、アクセントとしてクリーム色を使い、州内の湖や湖岸、崖を表現した。胸の「Wisco」などのワードマークにはウィスコンシンの美しい夏の夕焼けをイメージしたグラデーションが用いられている。袖口のパッチなども含め、チームの歴史とウィスコンシンの豊かな伝統を表現している。
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ピッツバーグ・パイレーツ:胸の海賊風ワードマークはアレゲニー川に架かる3つの「シスター・ブリッジ」から着想を得ている。赤のアクセントとジョリー・ロジャー(海賊旗)の要素が、ピッツバーグのスポーツチームの伝統である黒と金の配色に新たな彩りを加えている。
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サンディエゴ・パドレス:アメリカとメキシコという、サンディエゴの二国文化を称えた「死者の日(Día de los Muertos)」をテーマにしたデザイン。夕焼けをイメージした胸の文字、袖のラ・カトリーナのパッチ、マリーゴールド柄の縁取りに、骨をイメージした色の帽子とパンツ、さらにメキシコ民芸のパペルピカドをモチーフにしたタグを採用している。
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テキサス・レンジャーズ:レンジャーズも国境に近い地域のメキシコ文化を称え、コチニールレッドのアクセントと胸には「Tejas」のワードマークを採用。さらにチャロ風のエンボス加工ベルトやマリアッチ風の柄を取り入れている。
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ナイキの2026年MLBシティコネクトユニフォームおよび関連アパレルは、MLBShop.com、nike.com、fanatics.com、ニューヨークのMLBストア、各球団のスタジアムショップ、その他一部小売店で販売予定。
