8月も多くの選手たちが素晴らしい活躍を見せた。ベテラン選手たちはなぜ己が重要な存在なのか、そしてルーキー選手たちは自らがこれから重要な存在になっていくだろうことを証明した。8月の月間アワード(各賞)を受賞した選手たちを紹介していこう。
ナ・リーグ月間最優秀選手:ブライス・トゥラング(ブルワーズ)
トゥラングはどうやら最高のパフォーマンスを最後に取っておいたようだ。ブルワーズの強打者は8月に自己最高の成績を残し、打率.343、10本塁打、メジャートップのOPS1.092をマーク。月間11度のマルチ安打を記録し、最終14試合のうち13試合でヒットを放った。OPS+は193に達し、月間100打席以上の打者の中でトップの数字だった(OPS+は100が平均。193は平均より93%優れていることを示す、つまり平均的な打者より約2倍の攻撃貢献度を示す)。
ア・リーグ月間最優秀選手:シェイ・ランゲリアーズ(アスレチックス)
ランゲリアーズは8月に猛烈なパワーを発揮した。長打率.661は100打席以上の打者の中でリーグトップ。OPS.968も同2位にランクイン。月間11本塁打を放ち、8月5日のナショナルズ戦では3本塁打を含む1試合5安打を達成した。22打点を叩き出し、72塁打もリーグトップ。強打の捕手に相応しい圧巻のパフォーマンスだった。
ナ・リーグ月間最優秀投手:フレディ・ペラルタ(ブルワーズ)
8月のペラルタは相手打者にほとんど何もさせなかった。被打率.117は規定投球回をクリアしている投手でベストの数字であり、4勝0敗、メジャートップの防御率0.32をマークした。28イニングでわずか1失点に抑え、それは8月最初の登板で喫したものだった。つまり、それ以降は完璧だった。月間でわずか11安打しか許さず、もちろん規定投球回の投手では最少。WHIP0.82も素晴らしい数字だった。
ア・リーグ月間最優秀投手:トレバー・ロジャース(オリオールズ)
ロジャースは後半戦で支配的なピッチングを続けている。8月は6試合に登板し、全試合でクオリティスタート(6回以上を投げ自責点3以下)を達成して4勝1敗、防御率1.29の好成績。メジャー最多の42イニングを投げ、わずか6失点に抑えた。被打率.199、WHIP0.86と素晴らしい数字が並び、6先発のうち5試合は7イニング以上。また、8月1日のカブス戦では月間で唯一の完投をしている。
ナ・リーグ月間最優秀新人:ジェイコブ・マーシー(マーリンズ)
自身の存在を力強くアピールした1カ月と言えるだろう。マーシーは8月1日にメジャーデビューを果たし、好調をキープ。打率.352、OPS1.059、11二塁打、37安打、25打点と各部門で新人トップの数字を残した(月間80打席以上)。最大の活躍は8月13日のガーディアンズ戦。2本塁打と1二塁打を含む5打数4安打7打点の大暴れだった。
ア・リーグ月間最優秀新人:ロマン・アンソニー(レッドソックス)
6月下旬にメジャーリーグの打者として地位を確立したアンソニーは、チームの期待に見事に応え、チームの将来を担う重要な存在であることを改めて証明した。8月は才能を完全に開花させ、打率.304、6本塁打、出塁率.390、OPS.910の好成績。31安打と53塁打は新人リーグトップだった。また、メジャー全体の新人で最多となる12度のマルチ安打をマークした。
ナ・リーグ月間最優秀救援投手:ライセル・イグレシアス(ブレーブス)
シーズン序盤は不安定なピッチングが目立ったが、後半戦に入り、イグレシアスは本来の姿を取り戻した。特に8月の活躍は素晴らしく、13試合に登板して防御率0.69、WHIP0.62をマーク。失点はわずか1点だけだった。メジャートップの10セーブを挙げ、13三振&無四球と安定感抜群。イグレシアスが登板した試合でチームは11勝2敗の好成績を残した。
ア・リーグ月間最優秀救援投手:アロルディス・チャップマン(レッドソックス)
チャップマンは8月、実質的に11イニングのノーヒッターを達成した。34人の打者と対戦して33人をアウトにし、与えた四球は1つだけ。防御率0.00、WHIP0.09という驚異的なパフォーマンスを披露した。打球が前に飛んだとき、平均打球速度は84.4マイル(約135.8キロ)に過ぎず、14個の三振を奪って8セーブ。チームはチャップマンの登板試合で10勝2敗の成績を残した。7月23日のフィリーズ戦以降、ヒットを1本も打たれていない。
