【パワーランキング】ア・リーグ東地区が順位入れ替わり

オールスター選出メンバーの所属チームがずらり

July 7th, 2025

【MLBパワーランキング最新版/7月7日発表】

オールスターのフルメンバーが発表され、その多くがパワーランキング上位チームから選出された。特筆すべきはタイガースファンの投票への熱量で、争いの激しかった外野手に2人をスタメンに送り込んだ。アウェイの試合にも多くのファンが訪れ、絶好調のシーズンを心から楽しんでいるのが伝わってくる。

さて、今週もMLB.comの記者らによって作成されたこのランキング。順位が固まってきた中で、着目すべきは大きな変動のあったア・リーグ東地区のチームたちだ。

※成績は日曜終了時点のもの

1位:タイガース(前回:1位)

2015年以来の4人のオールスター選出。うち3人が先発メンバー(グリーン、バエズ、G・トーレス)で、エースのスクーバルも選出された。マッキンストリー、トーケルソン、マイルズと呼ばれてもおかしくないほどの活躍を見せる選手も多く、好調ぶりを物語っている。7月に入ってもその勢いは衰えておらず、6戦4勝で、60勝まであと3勝に迫る。

2位:ドジャース(前回:2位)

走者との交錯で負傷交代したマンシーは6週間の負傷者リスト(IL)入り。もちろん良い知らせではないが、『それで済んで良かった』と思ってしまうほど、ドキッとするプレーだった。マンシーを筆頭に、相変わらずILに並ぶ選手の数は多いが、裏を返せばそれだけ進化の余白を残しているとも言える。ホワイトソックスをスイープしたものの、アストロズにスイープを許し7月は3勝3敗となっている。

3位:アストロズ(前回:4位)

アストロズの勢いが止まらない。アルバレスら主力を欠く中でも白星を積み重ねており、5月24日以降はMLBで最高の勝率(12戦10勝)を記録している。なおオールスターには、ペーニャ(遊撃手)、ブラウン(先発投手)、ヘイダー(救援投手)の3名が選出された。

4位:カブス(前回:3位)

打点王ながらオールスターに選出されなかった鈴木と同じくらいの『snub』(不当な選外)とされるのが、ブッシュだ。チームトップの打率.297と長打率.566を記録しており、選出されたPCA、タッカーだけではない野手陣の層の厚さを物語っている。

5位:フィリーズ(前回:5位)

約1カ月にわたり、先発陣は素晴らしい投球を続けているが、打線がそれを活かしきれておらず、勝率は5割にとどまっている。主砲ハーパーも不振の一因で、6月以降は28打数4安打。5月24日以降、自身以外の打者を1人も打点でかえしておらず、彼の復活がこの先の成績の鍵を握る。

6位:ブルージェイズ(前回:13位)

忘れられない1週間を過ごし、順位を7つ上げた。前回ランキング時点では地区内3位に位置し、ヤンキースに3ゲーム差をつけられていた。しかしその後7連勝で立場は入れ替わり、ヤンキースとレイズに3ゲーム差をつけ地区首位に。7月1日以降で地区首位に立つのは2016年9月以来初で、今、最も勢いにのるチームだ。

7位:メッツ(前回:8位)

ニモが今週2本のグランドスラムを放ち、2006年のベルトラン以来となるシーズン3本を記録。在籍年数の長さが忘れられがちだが、すでにメッツ歴代11位の出場数を誇る。2030年まで契約を残しており、球団史上トップ5に数えられるレジェンドへの階段を着々と登っている。

8位:ブルワーズ(前回:9位)

2023年以来のウッドラフ復帰登板は、期待を大きく上回る内容。わずか70球で6回を投げ、8三振、2安打、無四球、1失点。リハビリのブランクをまったく感じさせなかった。すでに戦力が整っていたチームにエースが戻ったことで、後半戦はさらに勢いを増しそうだ。

9位:レイズ(前回:7位)

6月は3試合を除き全試合で複数得点、特にタイガースとの3連戦では合計26点を挙げるほどの爆発を見せていたが、最近はそれもやや落ち着き、3カード連続で負け越している。最大の問題はブルペンで、この期間のリリーフ陣の防御率は9点台にまで悪化している。

10位:ヤンキース(前回:6位)

開幕前に投手陣への懸念を抱いていた人にとってはまさに『予想的中』となっているが、ケガによる離脱の影響があるのも事実。とりわけトミー・ジョン手術を受けることとなったシュミットの離脱は痛く、ロドンも直近6試合中5試合で敗戦を喫している。地区ライバルのブルージェイズにスイープを許し、メッツとのサブウェイシリーズも負け越し。オールスターがリセットのキッカケになるか。