ライバルウィークエンドがやってきた。
15日(日本時間16日)より、MLBではライバル同士の対決を集めた「ライバルウィークエンド」(Rivalry Weekend)の3連戦が始まる。11シリーズが同リーグ、4つが同じ地域同士の対戦となる。
今回はその中で、注目のマッチアップを紹介する。
※フルバージョンはこちらから(英語記事)
フィリーズvsパイレーツ(ピッツバーグ/PNCパーク)
昨年は、互いに本拠地で3連勝と、意地と意地のぶつかり合いとなった。今年もフィリーズ打線に立ちはだかるのがポール・スキーンズだ。昨季のナ・リーグのサイ・ヤング賞右腕は、フィリーズ戦2先発でわずか1自責点(15回2/3)と、圧倒的な相性の良さを誇る。注目のシリーズ最終戦、17日(日本18日)のマウンドに上がる予定だ。
ブルージェイズvsタイガース(デトロイト/コメリカパーク)
他の伝統的なカードに比べれば、まだ馴染みは薄いかもしれない。だが、ア・リーグの雄である2チームの本拠地は、わずか370キロほどしか離れておらず、昨年はタイガースがあと1歩のところでア・リーグ地区シリーズに敗れ、優勝決定シリーズで対戦とはならなかった。再びプレーオフの舞台を目指す両者にとって、このシリーズは勢いを取り戻すための重要な一戦となる。
ヤンキースvsメッツ(ニューヨーク/シティフィールド)
ニューヨークが熱狂する、今季初の「サブウェイ・シリーズ」だ。メッツ移籍後のフアン・ソトがヤンキースタジアムに降り立った昨春ほどの殺伐とした空気はないだろうが、見どころは尽きない。かつての守護神ホームズが、メッツの先発として15日の夜に古巣へ牙を剥く。また、オフの移籍でユニフォームを替えたウィリアムズやウィーバーも、ヤンキースとの初対戦に挑む。ヤンキース側でも、元メッツのロサリオが「宿敵」として初めてこの大舞台に立つ。因縁の再会が、新たなドラマを生む。
カブスvsホワイトソックス(シカゴ/レードフィールド)
シカゴに本拠地を置く両雄の戦いは、通算158試合を終えてなお、全くの互角(79勝79敗)だ。直近のカードではカブスが優勢を保っているものの、今回の対戦にはこれまでにない期待感が漂う。その中心にいるのが、村上宗隆だ。ホワイトソックスが勝率5割を超えた状態で「クロスタウン・クラシック」に臨むのは2022年以降で初。データ以上の激戦が予想される。
レンジャーズvsアストロズ(ヒューストン/ダイキンパーク)
互角の戦いといえば、このカードも負けてはいない。「シルバー・ブーツ・シリーズ」は、まさに今、歴史的なデッドヒートの最中で、レギュラーシーズンの通算成績は、両者譲らず146勝146敗。ポストシーズンではレンジャーズが一歩リードしているが、アストロズも黙ってはいない。2025年の直接対決では7勝6敗と勝ち越し、2016年以来、対レンジャーズのシリーズは年間で一度も負け越していない。
ドジャースvsエンゼルス(ロサンゼルス/エンゼルスタジアム)
大谷翔平にとって、相性抜群のエンゼルス戦はスランプ脱出の絶好の機会だ。ドジャース加入後、大谷は古巣との10試合でOPS 1.263、5本塁打。しかし、シリーズ全体の流れを見ると意外な事実が浮かび上がる。実はエンゼルスがドジャースを圧倒しており、現在、対ドジャース戦では球団記録を更新する7連勝をマーク。「大谷個人」の無双が続くか、あるいは「エンゼルス」が天敵としての意地を見せるか。
パドレスvsマリナーズ(シアトル/T-モバイルパーク)
2025年、初代「ヴェダー・カップ」(両都市にゆかりのある歌手エディ・ヴェダーが由来)を手にしたのはマリナーズだった。パドレスを5勝1敗と圧倒したが、今年はそう簡単にはいかないだろう。4月に本拠地ペトコパークで行われた3連戦では、守護神メイソン・ミラーが圧巻の投球で2セーブを挙げ、マリナーズをスイープ。リベンジに燃えるパドレスが最高のスタートを切っている。
