MLB、今週必見のカード5選

ドジャースはナ・リーグ頂上決戦

May 19th, 2025

ドジャースvsエンゼルスなど、多くの熱い戦いが見られたライバルウィークエンドから束の間。今週のMLBもファン必見のカードが目白押しだ。

ナ・リーグの強豪同士の直接対決、リーグ随一の好調チーム同士の激突、あるいはスーパースターの復帰が期待されるシリーズまで。今回は、そんな5つの注目カードを紹介する。

1. タイガース vs. カージナルス(3試合:月〜水)

過去の対戦
両チームが最後に顔を合わせたのは昨年の4月30日〜5月1日。そのときはタイガースが敵地セントルイスで2勝1敗と勝ち越した。あれから1年以上が経った中、両球団はここまで大きな躍進をみせている。

タイガースは昨年8月以降MLBで最も好調なチームの一つとなり、カージナルスも最近9連勝を記録するなど、プレーオフ戦線に浮上してきている。そんな好調な2チームの戦績を詳しく見ていこう。

注目ポイント
5月18日時点で、タイガースとカージナルスは5月最多の12勝で並んでおり、いずれも今月絶好調。特にタイガースは、今季31勝16敗でMLB全体トップの勝率を誇り、昨年8月以降の成績でも65勝35敗と圧巻の数字を残している。

注目選手
やはり、メジャー最強の先発投手と称されるタリク・スクーバル(タイガース)だろう。今季も防御率2.67で、サイ・ヤング賞の第1回予想ではア・リーグのトップに選出された。

対するカージナルス打線は、打率・出塁率・OPS・三振率の4部門でMLBトップ10入りを果たしており、スクーバルが登板する第2戦は要注目だ。

2. レンジャーズ vs. ヤンキース(3試合:火〜木)

過去の対戦
昨シーズンの対戦は3勝3敗の五分。点差もヤンキース38得点、レンジャーズ37得点と、まさに紙一重の接戦が続いた。

注目ポイント
メジャー屈指の矛と盾のぶつかり合いとなりそうだ。レンジャーズの先発陣はMLBベストの防御率2.83を記録。対するヤンキース打線は、得点(266)、本塁打数(79)OPS(.828)の全てでMLBトップ3にランクインしている。

特にレンジャーズは火曜にジェイコブ・デグロム、水曜にネイサン・イオバルディとエース級の登板が予定されている。そんな火曜日の試合がこのカードの最大の見所となりそうだ。

注目選手
デグロム vs アーロン・ジャッジはこのカード必見のマッチアップ。ジャッジは紛れもなく現時点でのMLB最強打者で、打率.401、出塁率.490、長打率.751、15本塁打という次元の違う活躍をここまで披露している。対するデグロムも復調を遂げており、防御率2.29、前回登板ではアストロズを相手に8回無失点の快投を披露している。

3. パドレス vs. ブレーブス(3試合:金〜日)

過去の対戦

サンディエゴで行われた開幕シリーズではパドレスが4連勝スイープを達成。ここから、ブレーブスはシーズン開幕から7連敗という悪夢のスタートを切ることとなった。

注目ポイント
このカードのキーワードはズバリ投手戦だ。今シリーズの予告先発は以下の通りとなっている。

昨季のナ・リーグサイ・ヤング賞のクリス・セールは登板しないものの、どのカードも実力派同士の投げ合いとなることが予想される。

注目選手

ついにあのスーパースターが復帰するのではないかと囁かれている。

その男の名はロナルド・アクーニャJr.。昨年5月26日に左膝前十字靱帯断裂という大ケガを負って以来、戦列を離れていたMLB屈指のスーパースターが今週中にも復帰予定となっており、この3連戦中の復帰も十分にあり得る状況だ。

ブレーブスは今季序盤に大きくつまずいたが、ここにきて再浮上。今週は既にストライダーが15日間の負傷者リストから復帰しており、これにアクーニャの復帰が重なればこれ以上ない追い風となる。

4. ロイヤルズ vs. ツインズ(3試合:金〜日)

過去の対戦
両チームは今季4月7日〜10日にカンザスシティで既に対戦済み。その時は、ロイヤルズが4戦中3勝と勝ち越したものの、総得点は両チームともに9点という接戦だった。
開幕当初はいずれも低調な滑り出しだったが、現在はともに好調をみせ、プレーオフ争いを行っている。

注目ポイント
ツインズは5月に入ってからMLBベストの13勝3敗を記録。開幕直後の不調から一転、13連勝(今季最長&球団史上2番目)という驚異的な快進撃を見せた。連勝は日曜のブルワーズ戦で5-2と敗れストップしたが、プレーオフ争いへの再浮上には十分成功している。

注目選手
ロイヤルズの先発陣は今季も健在。共にMLB2位の先発防御率3.55、先発WAR16.7(Wins Above Average: どれだけチームを勝たせたか)を記録するなど昨年の勢いのまま、ここまで先発防御率3.00(3位)、先発WAR5.9(2位)と素晴らしい内容をみせている。

コール・ラガンスとセス・ルーゴが週末に負傷者リスト入りしたことで若干の不安を抱えているが、ノア・キャメロン(今季12回2/3を投げて自責1、防御率0.71)、マイケル・ワカ(防御率2.86)クリス・ブビック(防御率1.66)の3人をマウンドに送る予定。十分に自信を持って戦うことのできるメンバーが揃っている

5. ドジャース vs. メッツ(3試合:金〜日)

過去の対戦
昨季のレギュラーシーズンでは、ドジャースが6試合中4勝と勝ち越し、総得点は36対20と一方的な展開に。さらにポストシーズンでは、ナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)でもドジャースがメッツを4勝2敗で下し、ワールドシリーズ制覇へと駆け上がった。

注目ポイント
NLCSの再戦、さらにはナ・リーグのトップ2チーム同士の直接対決というだけでいかに重要なカードなのかが伝わるだろう。ドジャースとメッツはともに月曜日を29勝18敗で迎え、タイガースに次いでMLB全体2位タイの勝率を誇る。まさに今観るべき極上のカードだ。

注目選手

まさにスター揃い踏みとなるこの一戦。名前をあげ始めたらキリがないが、大谷翔平(ドジャース)フレディ・フリーマン(ドジャース)フアン・ソト(メッツ)フランシスコ・リンドア(メッツ)ピート・アロンソ(メッツ)とそうそうたる顔ぶれが並ぶ。

全員が今季のナ・リーグMVP候補となる可能性が高い選手たちであり、個の才能のぶつかり合いという点でも最高峰の対決が期待される。「最もスター選手が揃ったカードを観たい」というファンにとってはまさにうってつけの今週ベストカードだと言えるだろう。