MLB.comでは注目のFAやトレードの情報を随時更新している。今回は、11月30日(日本時間12月1日)のもの。
※前回(11月20日)はこちらから
メッツのオフシーズンの焦点のひとつは、千賀滉大(32)の去就だ。
The Athleticのウィル・サモン記者の報道によると、千賀はメッツに「残留したい」と希望を伝えたという。千賀には10球団へのトレードを拒否できる制限付きノートレード条項があるが、それ以外の球団へのトレードはメッツの判断で可能だ。
千賀は2024年、スプリングトレーニングで右肩を痛め、開幕から離脱。結果的に、レギュラーシーズンでの先発は7月の1試合のみで、ポストシーズンは3試合登板にとどまった。2025年シーズンの前半は77回2/3で防御率1.39と好投したが、負傷から復帰後の後半は35回2/3で防御率6.56と不調で、9月初旬にマイナー降格となった。ルーキーイヤーの2023年には29先発で防御率2.98をマークし、ナ・リーグ新人王投票で2位に輝くなど圧巻の活躍を見せていたが、この2年は負傷や不調に悩まされている。
報道によれば、一部球団は千賀を「買い時の興味深い選手」と評価している。しかし、2025年に期待外れの結果に終わったため、より安定した先発投手を求める可能性が高い。メッツはすでに日本人右腕・今井達也の獲得候補として名前が挙がっており、タイガースがエースをトレードすることを決断した場合はタリック・スクーバルの獲得にも関心を示すと報じられている。
千賀以外の先発候補には、ノーラン・マクリーン、クレイ・ホームズ、ショーン・マナイア、デービッド・ピーターソンがおり、ブランドン・スプロート、ジョナ・トン、クリスチャン・スコットもローテーション入りの可能性がある。