復活を期すシーズン、ベッツは三番での起用に

February 18th, 2026

打線を組むのはパズルを組み立てるようなものだ。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、上位に並ぶ4人のスターをどう配置するのが最善かを考え続けている。

ロバーツ監督は18日(日本時間19日)、ムーキー・ベッツが今季は三番を打つ可能性が高いと明かした。ここ2年で務めてきた二番から一つ下がり、新加入のカイル・タッカーが二番を、フレディ・フリーマンが四番を担うことになるだろう。ただし、指揮官は二番と四番についてはまだ検討中だと語った。

例えば全員が揃った場合、ドジャース打線は次のような並びとなる可能性がある。

大谷翔平(DH)
カイル・タッカー(右翼)
ムーキー・ベッツ(遊撃)
フレディ・フリーマン(一塁)
ウィル・スミス(捕)
マックス・マンシー(三塁)
テオスカー・ヘルナンデス(左翼)
アンディ・パヘス(中堅)
トミー・エドマン(二塁)

上から下まで破壊力を備えた強力な打線だが、不安材料もある。その中でも最大の焦点は、低調だった昨季から復調し、ベッツが再びスーパースター級の打撃を取り戻せるかどうか。しかし、指揮官は4度のワールドシリーズ制覇を経験したスターを信頼している。

「私は何の疑いも持っていない。昨年のショートでのプレーを見れば分かるし、今年は打撃面でもより良くなると期待している。今年はMVP争いに加わるだろう」

複数の指標で見ても、ベッツにとってキャリアで最も低調な打撃成績のシーズンとなった。打率.258、OPS.732、OPS+は104で、メジャー12年の中で最低だった。8月初旬には、自身のシーズンは立て直せないと受け止めていたという。その後は打撃内容を大きく改善したものの、本人も認める通り、完全な復調には至らなかった。

不振には複数の要因があったが、最大の理由は、スプリングトレーニング終盤に患った胃の病気で、体重が約18ポンド(約8.2キログラム)落ちた。東京シリーズには帯同したが、体調不良により早期帰国を余儀なくされ、開幕戦を欠場した。

遊撃での初のフルシーズンに向けた準備も影響した可能性がある。シーズン中、ベッツはポジション変更が打撃に影響したことを強く否定していたが、その後、守備向上に注力したことで打撃への時間が削られた可能性を認めた。今オフは、攻守すべての面でよりバランスの取れた準備ができたという。

「まだ実戦に出ていないから、何がうまくいくかどうかはこれから分かる。でも何よりも、基本に立ち返ることだ。自分が一番得意なことを理解して、そこを磨いていこうとしている」とベッツは語った。

今季、タッカーとフリーマンの間を打つことになれば、ベッツにとってはより多くのサポートを受けられる可能性がある。ただし、大谷翔平とフリーマン、あるいはテオスカー・ヘルナンデスの間を打っていた昨年と大きく変わるわけではないかもしれない。それでもロバーツ監督がベッツの三番起用を好むのは、周囲の打者が変わるだけでなく、その打順がもたらす打席での心構えにも理由がある。

ロバーツ監督は、ベッツは出塁を最優先とするリードオフの思考が合っていると考えている。一方で、ベッツはキャリアを通じて得点を生み出す打者でもある。三番を打てば、前には高い出塁能力を持つ大谷とタッカーがおり、後ろには得点機を確実にものにするフリーマンが控える。

「彼はスイスアーミーナイフのように柔軟に幅広く活躍できる存在だ。絶対に固定するわけではないが、今は三番がいいと思っている」とロバーツ監督は語った。

何よりも、ドジャースは昨季が衰えの始まりではなく、例外的なシーズンだったと確信している。絶え間ない努力が築いてきたキャリアの実績はそう信頼するのに十分すぎるほどだ。

通常のオフシーズンと通常の春を経て、そして球団としては珍しい三連覇への挑戦がかかる今季、ベッツは昨年よりもはるかに良いシーズンになると期待している。ドジャースも同様の思いだ。

「ムーキーは勝つことを何よりも求めている」とロバーツ監督は語った。

「だが新しいポジションに挑戦していると、それに集中してしまうのは当然だ。今はそれをうまくコントロールできていると思う。出遅れた状態から追いかけるのも大変だ。今はフルのオフシーズンを過ごせた。状態は非常にいい。これからはそれを維持し、積み上げ、2026年にドジャースを勝利へ導くことに集中できる」