先週末に2度のサイ・ヤング賞受賞者を先発ローテーションに戻したドジャースに、MVP受賞経験のある主軸が打線に帰ってきた。
11日(日本時間12日)のカード初戦を前に遊撃手のムーキー・ベッツ(33)が10日間の負傷者リスト(IL)から復帰。ドジャースタジアムで行われるジャイアンツ戦に「2番・遊撃」で先発出場する。ベッツはここ数日で戦列に戻ったドジャース2人目のスター選手。9日(同10日)には、左腕ブレイク・スネル(33)が今季初登板した。
右脇腹を痛めでIL入りしてから5週間、ドジャースに正遊撃手が戻る。ベッツはマイナー傘下3Aオクラホマシティでのリハビリゲームの出場2試合で5打数2安打1四球、守備でも11イニングを守った。脇腹の状態を確認し、メジャー復帰への準備は、十分だった。
ここ数週間、ドジャース打線は好不調の波が激しかった。ベッツが打線に復帰することで、チームが本来の勢いを取り戻すことが期待されている。
11日(日本時間12日)、ベッツは次のように語った。
「自分がヒーローだとは思っていない。全員の力が必要だ。それが現実だ。好不調の波は必ずある。誰か1人が苦境を脱すればいいというわけではなく、全員の力が必要だということを、みんなが理解しておくことが重要だ」
デーブ・ロバーツ監督(53)は「今の成績よりも良くなるだけの才能は間違いなく備わっている。しかし、ムーキーの打席でのクオリティーが加わることは、確かな助けになる。ムーキー抜きでも、本来あるべき安定感に欠けていた。ムーキーが加わることで、チームの底上げになるのは間違いない」ろ復帰を喜んだ。
さらに選手入れ替えの苦悩を続けた。
「(決断を下すのは)難しかった。苦渋の決断だった。最終的には、ヘソンのパフォーマンスの方が上回っていたということだ。アレックス(フリーランド)は守備やプロとしての姿勢、学習意欲、質の高い打席を送ることなど、こちらが求めたことすべてをやってくれた。ここ10日の出塁状況も非常に良かった。しかし、ここまでのヘソンの働きを考えると、ヘソンに出場機会を与えるのが妥当だと判断した」
ベッツの復帰に関して知っておくべき主なポイントは以下の通り。
ベッツを登録するための入れ替えは?
11日(同12日)、正遊撃手を登録する枠を空けるため、ドジャースはアレックス・フリーランド(24)を傘下3Aオクラホマシティへ降格させた。ミゲル・ロハス(37)と二塁で併用される予定のキム・ヘソン(27)とマイナーへの降格オプションを使い切っているサンティアゴ・エスピナル(31)を出場メンバーに残した。
打順はどこになるのか?
ベッツは離脱前、3番打者を務めていた。しかし、チームはその後、上位打線を変更。タッカーが4番、フレディ・フリーマン(36)を2番に入れ、ウィル・スミス(31)が3番を打っている。
ロバーツ監督はベッツを3番か5番に入れることを検討していた。しかし、11日(同12日)は昨季、主に務めていた2番に戻された。
ベッツを2番に入れることで、チームが好む上位打線での左右のジグザグが可能になる。また、右の先発投手に対しては3番、左投手に対しては右打者を上位に並べるために2番に上げることも検討される可能性がある。
ロバーツ監督は「(左打者の)フリーマンとショウヘイを離すのがいい。打順が4巡目に入った時にその効果が出る。フリーマンは2番、3番、4番のどこを打っても気にしないだろう。上位にこうした強打者が並び、相手にとって抑えるのがより困難になる」と説明した。
ベッツの負荷をどう管理するか?
ベッツは約5週間、試合に出場しておらず、リハビリ出場もわずか2試合だった。そのため、徐々にレギュラーとしての出場ペースに戻していく予定だ。
ドジャースは21日まで休みがなく、序盤は日程上の休養日が組み込めない。当初の計画では、11日(同12日)と12日(同13日)に出場した後、13日(同14日)は休養。その後は、次の3試合のうち2試合に出場する可能性もある。
ベッツは「出場し続けるつもりだ。状態はとてもいい。すべてがいつも通りだ」と万全を強調した。
