村上、デビュー戦でメジャー初本塁打 記念球をキャッチしたファンと交流

March 26th, 2026

26日(日本時間27日)、ブルワーズが14-2で大勝した開幕戦の九回、ホワイトソックスの村上宗隆(26)が放ったメジャー初本塁打のボールをスティーブ・ポラックさんがキャッチすると、周囲のファンはポラックにそのボールを譲るよう促した。

ホワイトソックスのクラブハウスを後にする際、ポラックは「みんな後ろにいた子供たちに譲るよう言ってきたけれど、自分が手にした初めての記念球だったから持っておきたかった」と話した。

ポラックさんは、正当な持ち主である村上に返すまでそのボールを持ち続けていた。村上が特製のサイン入りバットとボールを交換したことで、ブルワーズファンとその一行は、自分たちの親切な行動が報われ、非常に興奮していた。

ポラックさんは「最高だ。本当にかっこいいね」と語った。

Steve Pollack and Munetaka Murakami were able to work out a deal for the Japanese slugger's first home run ball.

村上は「日本でも初めての時は、ボールをいろいろな記念の時は返してもらって、バットと交換するので、初めての経験ではなかったです」と語った。

救援のジェイク・ウッドフォードのカウント1-1からの球を捉えた一発は、本塁打に込められた意味がなければ、苦しい開幕戦となったホワイトソックスの単なる付け足しのエピソードに終わっていただろう。村上は、2005年のワールドシリーズ制覇に貢献した井口資仁や高津臣吾、カブスで活躍した福留孝介に続き、ホワイトソックスでプレーした4人目の日本人選手となった。

日本からやってきた村上にとって、持ち前のパワーを発揮するのは当然のことだった。アメリカンファミリーフィールドの右翼2階席にある看板を直撃した一発は、384フィート(約117メートル)を計測した。また、四回にはジェイコブ・ミジオロウスキーに対しカウント2ストライクから粘って四球を選ぶなど、2つの四球を記録した。

ウィル・ベナブル監督は「村上にとって全体的に素晴らしい1日だった。ストライクゾーンを実によく管理できていた。まずは1本出たのは本人にとっても良かったし、見事なスイングだった」と称賛した。

「スタートとしてというか、この第一歩を踏み出せた気持ちはすごく強いです。でも、チームがこういう感じ(大差)で負けてしまったので、また明日休んで明後日勝てるように頑張っていきたいと思います」と村上は語った。

ホワイトソックスは初回、チェイス・メイドロスが6球目に417フィート(約127.1メートル)の本塁打を放った。記録会社エライアス・スポーツ・ビューローによると、開幕戦を本塁打でスタートさせたのは球団史上初の選手となった。先発のシェーン・スミスは一回、先頭のブライス・トゥランに二塁打を許したが、後続を断った。

しかし、村上の一発が出るまでは、ホワイトソックスにとってこれ以上ないほど最悪な展開が続いた。

スミスは直近5年の開幕戦で先発した5人目の投手となったが、二回に36球を要して降板した。昨季オールスターに選出された右腕は、1回2/3を投げて3安打4失点(自責点3)、2四球、2三振だった。

スミスは「今日の結果でチームや自分自身が決まるわけではない。良い球もあれば、悪い球もあった。不用意な四球は昨季からの課題で、今後も続けていいことではない」と開幕戦を振り返った。

この日の投手陣6人は、計12安打を浴び、10四球を与えた一方で、奪三振はわずか3にとどまった。登板した6人のうち5人が失点。ジョーダン・ヒックスは六回に46球を投じ、4四球を与えて3失点を喫した。

六回にヒックスの後を受けて登板したジェディクソン・パエスも、無傷でメジャーデビューを飾ることはできなかった。ルール5ドラフトで指名された右腕は、2安打、三振なし、2四球で3失点を喫した。

スタットキャストによると、メイドロスの先頭打者本塁打の打球速度は107.7マイル(約173.3キロ)を記録した。しかし、続く8イニングでホワイトソックスが放った安打は、オースティン・ヘイズとルイスアンヘル・アクーニャの内野安打のみに終わった。打線は5四球を選んだ一方で20三振を喫し、9イニング制の試合としては少なくとも1901年以降で最多の三振数となった。

ベナブル監督は「全く良くない。打線が20三振で投手陣が10四球。これでは話にならない」と語った。

エドガー・クエロ捕手は「最初の試合だ。多くは語らない。シーズンは始まったばかりで、これから多くの試合が控えている。次に向けて準備するだけ。新しい試合が始まる、それだけだ」と話した。

九回の村上の特別な瞬間とその後のポラックとの面会がなければ、それで終わっていただろう。

村上は「すごくうれしく思いますし、目標にしていたところでもあるので、こうしてスタートが切れたんですけど、あと161試合ありますし、終わってみて、しっかりいい結果を残せるように、また一日一日集中してやっていきたい」と記念のデビュー戦を語り、次戦を見据えた。