オールスター戦前夜祭、ホームランダービーが開始した。
開始直前のグラウンドには特設のプロレスリングが登場し、選手たちがリングインして場内を煽るユニークな演出が実施された。ブライス・ハーパー(フィリーズ)がロープに登って観客を沸かせると、先にリングに上がっていた若手選手たちから爆笑(失笑かもしれない)が起こるなど、和やかなムードで幕を開けた。
今大会では、出場選手たちがそれぞれ趣向を凝らしたカスタムバットを使用することでも注目を集めている。
村上宗隆、4歳の闘病少女へ届けるアーチ
ホワイトソックスのルーキー、村上宗隆は「漆黒」のカスタムバットを携えて大舞台に挑む。村上の特注ベルトには漢字で「村上宗隆」と刺繍が施されているほか、その横には「黄色いリボン」が添えられている。
これは、6月26日にクラブハウスで交流し、友人となった4歳のメラニー・マルケスちゃんを応援するためのものだ。メラニーちゃんは現在、悪性脳腫瘍の一種である「髄芽腫(ずいがしゅ)」の治療を続けている。彼女が家族とともに球団施設を訪れた際、村上はメラニーちゃんや兄のアイザックくんと親交を深めていた。
MLBでは毎年9月に「小児がん啓発キャンペーン(Childhood Cancer Awareness Day)」の一環として、全30球団の選手たちがゴールド(黄色)のリボンを着用する活動を行っているが、村上は一足早く、このリボンを身につけて打席に立つ。かつてベーブ・ルースが病床の少年に本塁打を約束した逸話を想起させる、心温まる挑戦に注目が集まる。
個性豊かなカスタムバット
他の出場選手たちも、それぞれのこだわりが詰まったバットを披露している。
- ジョーダン・ウォーカー(カージナルス):
大好きなマーベル映画のキャラクターである「アイアンマン」をあしらったデザイン。 - ウィルソン・コントレラス(レッドソックス):
任天堂の人気ゲーム「マリオシリーズ」に登場する悪役キャラクター「クッパ(英語名:Bowser)」を模した、カラフルなデザインのバットを使用する。
2026年ホームランダービー出場ペア(打者&打撃投手)
本塁打を量産するために重要な役割を果たす、各選手の打撃投手(ピッチャー)は以下の通り。
- ジュニオール・カミネロ(レイズ)トマス・フランシスコ(レイズ・メジャーリーグフィールドコーディネーター)
- ジャック・カグリオーン(ロイヤルズ)ジェフ・カグリオーン(父)
- ベン・ライス(ヤンキース)ダン・ライス(父)
- ウィルソン・コントレラス(レッドソックス)ホセ・デビッド・フローレス(レッドソックス暫定ベンチコーチ)
- ジョーダン・ウォーカー(カージナルス)クライニンガー・テラン(カージナルスブルペン捕手)
- ブライス・ハーパー(フィリーズ)ディーノ・イーベル(ドジャース三塁コーチ)
- カイル・シュワバー(フィリーズ)ラファエル・ペーニャ(フィリーズ打撃コーチ補佐)
- 村上宗隆(ホワイトソックス)ルイス・シエラ(ホワイトソックス・メジャーリーグコーチ)