野手が合流するチーム全体のキャンプインを5日後に控えたホワイトソックスの春季キャンプ。それは数ある打撃練習の1コマに過ぎない。
サブグラウンドでの動きだけで、殿堂入りやオールスター選出が決まる選手などいない。
しかし、バットを振る村上宗隆の姿を見ると、「イージーパワー(軽々と飛ばす力)」という言葉が脳裏をよぎる。左打者の村上は逆方向への2発を含む3本塁打を放ち、鋭いライナー性の打球を連発した。
「それが村上の仕事だからね」とホワイトソックスのウィル・ベナブル監督は語った。
「力強いスイングを持っている。ここ(キャンプ)で始動し、プログラムに参加し、試合でプレーする姿を見るのが楽しみで仕方がない」
村上は日本代表に合流してワールドベースボールクラシック(WBC)に出場する前の2週間ほど、ホワイトソックスのキャンプに参加する。そのため、他のメニューをこなしながら、その自慢のパワーを発揮する機会はあと数回あるだろう。
ベナブル監督は、2年総額3400万ドル(約51億円)の契約でチームに加わった村上が、8日にアリゾナ入りして以来、コミュニケーションを取ってきた。
「本当に親しみやすい人物だ。クラブハウスでも素晴らしい存在になり、チームに影響を与えてくれるだろう。クラブハウスでもフィールドでも、村上がいてくれることに興奮している」
基礎の徹底
ホワイトソックスは春季キャンプでの基礎練習において、原点に立ち返る。
「キャンプに向けたアプローチは、ゼロからスタートし、勝利につながると分かっている物事を習慣化することだ」とベナブル監督は語った。
「昨季もそうだし、どの監督もキャンプでは基礎について話すものだ。だが、自分たちのグループにとってそれが何を意味するのか、より明確になっていると思う。選手たちと取り組むのが楽しみだ」
