ホワイトソックスが右太もも裏の肉離れ(グレード2=全3段階)で10日間の負傷者リスト(IL)に登録したことを受け、村上宗隆(26)は30日(日本時間31日)の朝、自身の状態を隠そうとはしなかった。
29日(同30日)の夜と比べて患部の状態はどうかと聞かれると村上は、痛みを明かした。
「痛ぇっす、痛ぇっす」
ホワイトソックスのファンは村上の痛みを共有している。実際、その熱狂的で活気を取り戻したファン層の大半は、長打力あふれる一塁手をグラウンドに立ち続けさせるためなら、自身の右太もも裏を差し出してもいいと考えているだろう。
2年総額3400万ドル(約54億1700万円)の契約を結び、最初の4カ月間で村上は球団を変えた。
ウィル・ベナブル監督(43)によると、村上は4〜6週間の離脱が見込まれている。
ベナブル監督は「ああ、厳しいね。明らかに、村上はグラウンドの内外でチームに多大な影響を与えている」と語った。「自身の取り組みや他の人々に対して、非常に多くのエネルギーを注ぐ選手だ。今後数週間は、そのエネルギーの注ぎ方がこれまでとは違うアプローチになることを理解している。今はかなり落ち込んでいるだろう」と心情を察した。
「ただ村上をサポートしようとしているが、厳しい状況だ。しかし、これはすべてのチームが直面する問題であり、どうにかして連携してプレーを作り上げ、良いプレーをし、素晴らしい野球を続ける方法を見つけ出さなければならない」と指揮官は手法離脱の苦悩を語った。
2026年シーズンを6勝13敗でスタートして以来、ホワイトソックスは30日(同31日)を迎えるまで24勝14敗と素晴らしい野球を続けている。ホームのレートフィールドで行われた直近13試合で11勝2敗、1点差ゲームで11勝6敗(2023年から2025年にかけて同条件で47勝95敗に終わった後)、そしてア・リーグ中地区球団との同地区対戦ではで9勝3敗と大きく勝ち越している。
30日(同31日)を迎えた時点で、村上はアストロズのヨルダン・アルバレスと並び、20本塁打でア・リーグ1位タイだった。ア・リーグトップの43得点、同2位の41打点、同3位のOPS.938を記録していた。また、ホワイトソックスにとってティム・アンダーソンの全盛期以来となるスーパースターの出現だ。
村上の練習態度や存在感を通じて、チームにはさらなる高いレベルの熱量が植え付けられている。村上は地元放送局CHSNの放送での試合後インタビューのほぼすべてを「前に進み続けよう(Keep it going!)」というメッセージで締めている。
「僕らはプロである以上、勝つこと一番だと思う。弱いと決めつけるのは、記者の人たちだけなので。僕らは毎回、勝つ気持ちでいますし、強いチームだと思って戦っています」
この負傷は、ミゲル・バルガスのサヨナラ本塁打で決着した、延長10回のタイガースに対する29日(同30日)の劇的な4-3のサヨナラ勝利の三回に発生した。村上が二ゴロで一塁を駆け抜けた際のことだ。村上は右太もも裏を押さえて顔をしかめながらベースに向かって歩き、ベナブル監督とジェームズ・クルック・ヘッドアスレチックトレーナーがグラウンドで状態を確認した後、試合から退いた。
村上の枠には、24歳の誕生日に3Aシャーロットからメジャー契約を結んで昇格したジェイコブ・ゴンザレス(24)が入る。MLBパイプラインによるとシカゴのプロスペクト第23位のゴンザレスは、昇格前のシャーロットでの52試合で打率.317、出塁率.419、長打率.668、11二塁打、1三塁打、19本塁打、62打点、33四球、42得点、OPS1.087を記録していた。マイナーリーグ全体で打点と塁打数(133)でトップに立ち、本塁打で1位タイ、長打率と長打数(31)で2位、OPSで5位だった。
COMPLETE WHITE SOX PROSPECT COVERAGE
ゴンザレスを除き、自身の誕生日にメジャーデビューしたホワイトソックスの選手は、1988年7月8日のケン・パターソンしかいない。フライトの問題によりゴンザレスの30日(同31日)の合流は遅れたが、特に右投手相手に一塁で多くの出場機会を得る見込みだ。
一方で、村上は捕手のカイル・ティール(24)、右腕のマイク・バシル(26)、ジョーダン・ヒックス(29)、ジョーダン・レジャー(27)、左腕のノア・シュルツ(22)、外野手のエバーソン・ペレイラ(25)、内野手兼外野手のタナー・マレー(26)とともに、ケガ人向けのサポート体制に加わる。遠征に同行し、メジャー復帰に向けてさまざまなレベルのリハビリに取り組むと同時に、ホワイトソックスにおける何よりもチームを優先する理念を強調することになる。
「すごく残念ですけど、やってしまったことはしょうがないので、しっかり応援するとか前よりもしっかり成長できるように頑張りたい」
村上は、試合中にベンチから中に声をかけ、応援する。フィールドには立てなくても、勝利へ貢献する。
