村上とホワイトソックスがフィットする理由

December 21st, 2025

日本から来たスラッガーであり、フリーエージェント(FA)の一塁手兼三塁手である村上宗隆の獲得には、そのプレーを分析する人々によれば、いくつかの懸念が伴う。

村上の攻撃面、特にストライクゾーン内の投球に対する空振りが話題になっている。MLBの投手が頻繁に投げ込むスピードボールへの対応力についても議論されてきた。そして、一塁や三塁での守備の安定感についてもいくつかの疑問がある。

こうした疑問の中、21日(日本時間22日)に村上との2年3400万ドル(約54億円)の契約を正式に発表したホワイトソックスの念頭には、ある基本的な答えがある。そんなことは問題ではない、ということだ。

もちろん、正確にはそのような感情ではないかもしれない。だが、村上を加えることは、現在のホワイトソックスの再建にとって、適切な時期における完璧な動きだ。

東京ヤクルトスワローズでの8シーズンで、村上は265本塁打を放ち、打率.273、出塁率.394、長打率.550を記録した。22年には141試合で56本塁打を放ち、22歳にして日本プロ野球史上最年少での三冠王に輝いた。

25年のオールスターブレーク以降、ホワイトソックスはメジャーリーグ8位となる89本塁打を記録したが、シーズン通算では165本で23位に終わった。村上は、メジャーリーグへの適応が必要とはいえ、真のパワーヒッターとして加わることになる。

村上は2月2日に26歳となるため、この若いコアメンバーとともに成長できる。左打ちのスラッガーは、昨季71試合で21本塁打を放ち、ア・リーグ新人王投票で5位に入った遊撃手のコルソン・モンゴメリーらに加わる。

また、クリス・ゲッツGMとウィル・ベナブル監督が特別な才能と評する捕手のカイル・ティール、同じく捕手のエドガー・クエロらもいる。二塁手のチェイス・マイドロス、三塁手のミゲル・バルガス、投手のシェーン・スミスやグラント・テイラーらの存在も忘れてはならない。

MLBパイプラインによると、ホワイトソックスのプロスペクト1位で全体35位のスイッチヒッターの外野手ブレイデン・モンゴメリー、左腕のノア・シュルツ(同2位、全体40位)、ヘイゲン・スミス(同5位、全体88位)らは、26年のどこかの時点でメジャーに昇格するはずだ。ゲッツGMとフロントが組織構築において具体的かつ詳細な計画を進めており、印象的なグループが結集し、集団としてのアイデンティティーを築き始めている。

「チームには多くの才能がある」と捕手のティールはMLB.comに語った。

「若い選手がたくさんいるし、将来について本当に素晴らしい予感がある。キャンプでチームの新しい仲間たちに会えるのを楽しみにしている。シーズンが進むにつれて、通常なら選手は疲れ、活力が低下すると予想されるものだ。だが、シーズンは終盤になるにつれて、クラブハウスのエネルギーが高まり、みんなが楽しんでいるように感じた。一緒にいて本当に素晴らしいグループだった」

福留孝介は2012年、ホワイトソックスで24試合に出場した。だが、この一時的な在籍を除けば、ホワイトソックスは、二塁手の井口資仁とクローザーの高津臣吾が2005年のワールドシリーズ制覇に貢献して以来、ラインナップに日本人選手を加えていなかった。デビッド・ケラーGM補佐兼国際スカウト部長の下、ホワイトソックスは国際市場のこの必要な分野へと戻ってきた。

これは、過去3年間にそれぞれ144万5738人(25年)、138万773人(24年)、166万9628人(23年)を動員したレートフィールドの客席に、より多くのファンを呼び込む可能性を秘めた動きだ。村上はまた、より高いレベルの国際的なメディア報道を呼び戻すことになる。

大局的に見れば、ホワイトソックスは過去9シーズンのうち6シーズンで再建モードだった。ア・リーグ中地区に真の強豪が不在とはいえ、現在のチームはプレーオフ争いをするチームではないかもしれない。だが、球団はファンや選手たちに、この100敗という暗雲からの脱却を示す必要がある。そして、このチームにはすでにその兆しがあり、オフシーズンにはまだチームの構築を続けるための時間が十分に残されている。

村上にとっても、この契約はメリットがあるはずだ。村上は、優勝を争うチームのプレッシャーを感じることなく、能力を発揮する時間を得られる。2シーズン後には再びFAになることができる。

ホセ・アブレイユは2014年シーズンを前に、同じような期待を背負い、いくぶん似たチーム状況の中、6年6800万ドル(約102億円)という大型契約でキューバからホワイトソックスに加わった。アブレイユはア・リーグ新人王に輝き、球団史上最高の打者の1人となった。

そのようなプレッシャーは村上にはかからないだろう。だが、それでもこれは大きな動きだ。