【アストロズ2-5アスレチックス】ヒューストン/ダイキン・パーク、7月24日(日本時間25日)
その体格(196センチ・109キロ)と素朴な雰囲気でチームメイトから『ビッグ・アーミッシュ』のあだ名で呼ばれるニック・カーツ。塁上で見せる、両手をクルクルと回すパフォーマンスは、アーミッシュバターをかき混ぜる仕草をモチーフにしている。
そんなカーツは4月23日のメジャーデビューから長打を積み重ね、バターをかき混ぜ続けている。この日、敵地でのアストロズ戦でも、2本の二塁打と1打点を含む3安打の活躍で5-2の勝利に大きく貢献した。1試合3安打はこれで今季4度目。11試合連続安打とし、この期間の打率は.488 (41打数20安打) 、長打15本と絶好調だ。
カーツに限らず、この日はアスレチックス打線全体が好調で12安打5得点。先発のルイス・セベリーノをしっかりと援護した。セベリーノは7回を投げて8三振、2失点、4安打、無四球の好投で今季4勝目をあげた。
今季すでに38本の長打(二塁打17本、本塁打19本、三塁打2本)を記録。これは、デビューから65試合の記録として、球団史上トップとなる。
最初の65試合での長打数ランキング
- カーツ:38本(2025年)
- ザック・ゲロフ:34本(2023年)
- マット・チャップマン:32本(2017年)
- ベン・グリーブ:32本(1997〜98年)
シーズンを通した新人の最多長打記録は、1987年のマーク・マグワイアによる81本と遠いが、同僚のジェイコブ・ウィルソンを上回ってア・リーグ新人王の最有力候補になりつつある。
「記録がすべてを物語っている。今さら、その活躍に驚くようなことはあまりないよ。彼は特別な選手だ。準備の仕方や立ち振る舞いを見ればわかる。ほめ始めたらキリがないね」とマーク・コッツェイ監督は語った。
カーツは今季、マイナーでの21試合を含め、すでに86試合に出場しており、アマチュア時代、プロ入り後を通じて、1シーズンで最も多くの試合に出場している。しかし、オールスターブレークで一息ついたことで、後半戦に向けてしっかりと準備できたようだ。
「リフレッシュできたよ。前半戦は本当に多くの試合に出たから、数日間のオフはありがたかった。そして後半戦に向けて気持ちを切り替えて臨めた。毎日球場に来るのが楽しみだし、仲間と顔を合わせて、ただ全力で戦えるのがうれしいよ」
