ゴルフ中にトレードの知らせ マクニールがアスレチックス移籍を語る
ジェフ・マクニールは22日(日本時間23日)の朝、TPCモンテレイ(ゴルフコース)の14番ホールに近づいているとき、携帯電話がメッツのデービッド・スターンズ編成本部長と代理人からの携帯メールと不在着信の集中砲火にあっているのを見た。 「スターンズから『電話をくれ』というメッセージが来た。『100%トレードされたな』って感じだった。可能性は分かっていた。電話に出たんだ。短い時間だったけど、彼に感謝を伝え、彼も全てに感謝してくれた。…本当にクレイジーな一日だったよ」とマクニールは振り返る。 マクニールの世界は一変した。2013年にドラフト指名を受けた球団であり、MLBにおける8シーズンで唯一プレーした球団でもあるメッツが、マイナーリーグでプレーする右腕ヨーダン・ロドリゲスとのトレードでアスレチックスに放出したのだ。
アスレチックスがメッツから元首位打者マクニールを獲得
アスレチックスは今オフ、投手補強に重きを置いているが、野手陣にもいくつかの課題が残っている。そんな中、22日(日本時間23日)にはメッツとのトレードを成立させ、課題の1つに対処した。アスレチックスはマイナー右腕のヨーダン・ロドリゲスを放出。元首位打者のジェフ・マクニールを獲得した。 MLB.comが関係者から得た情報によると、マクニールの年俸の一部として、メッツからアスレチックスへ金銭575万ドル(約8億6250万円)が譲渡される。ちなみに、マクニールの契約は残り1年1775万ドル(約26億6250万円)だ。なお、アスレチックスはロースターの枠を空けるために、左腕ケン・ウォルディチャックのDFA(=選手をロースターの40人枠から外す措置)を発表している。
救援右腕ライターJr.がアスレチックスと合意 1年300万ドル(約4億6000万円)
アスレチックスのデービッド・フォーストGMはウィンターミーティングを去る際、「いくつかの契約、トレード(の成立)が近づいている」と示唆した。その翌日、アスレチックスは今オフ最初のメジャー契約を結んだ。 アスレチックスが救援右腕マーク・ライターJr.と1年契約で合意したと、関係者がMLB.comに明かした。球団は身体検査を待っており、契約を正式発表していない。また、ESPNのジェシー・ロジャース記者によれば、年俸はおよそ300万ドル(約4億6000万円)だという。
ブルージェイズ、WS第7戦での勝負を分けた重要な場面
ワールドシリーズ(WS)第7戦を前に、ブルージェイズは投手陣の状態に手応えを持っていた。マックス・シャーザーが立ち上がりを整えさえすれば、ブルペンには主力がそろい、十分な力があるという見立てだった。 シャーザーは4回1/3を1失点に抑えて役目を果たし、今ポストシーズン15試合目の登板で単一ポストシーズン最多登板記録を更新したルイス・バーランドに五回途中を託した。打線は三回にボー・ビシェットが大谷翔平(31)から3点本塁打を放ち、先に主導権を握った。 それでも、試合は延長11回の末に痛恨の敗戦。今ポストシーズンでたびたび大仕事をした投手トリオ、イェサベージ、ジェフ・ホフマン、シェーン・ビーバーがそれぞれ本塁打を打たれたことが大きな要因となった。
歴史的な第7戦が伝える4つのストーリー
【ドジャース5-4ブルージェイズ】トロント/ロジャースセンター、11月1日(日本時間11月2日) なんという第7戦、そしてなんというワールドシリーズだろう。 ドジャースが再び王者に輝いた。そして今回は、信じられないほど劇的な勝利だった。九回にミゲル・ロハスが同点本塁打、延長11回にはウィル・スミスが決勝弾を放った。 ここでは、延長11回の決戦から見えた4つのポイントを振り返る。
ブルージェイズ救援投手バーランド、PS登板タイ記録
【ブルージェイズ1-3ドジャース】トロント/ロジャースセンター、10月31日(日本時間11月1日) ルイス・バーランドが歴史的な活躍をしている。 WS第6戦、七回にケビン・ゴーズマンからマウンドを引き継いだバーランドは、ポストシーズン単独最多登板タイとなる14試合目の登板を果たした。これで1997年のポール・アッセンマッカー(クリーブランド)、2017年のブランドン・モロー(ドジャース)と並ぶ快挙だ。
運命の第7戦を左右する、第6戦での3つの出来事
【ブルージェイズ1-3ドジャース】トロント/ロジャースセンター、10月31日(日本時間11月1日) ロジャースセンターでドジャースが勝利し、2025年のワールドシリーズ(WSはついに最終、第7戦へともつれ込むこととなった。ここでは、試合直後のトロントから、試合の振り返り、そしてあすの見どころを紹介する。
ブルージェイズはどう山本由伸を攻略できるのか、データから探る
トレイ・イェサベージの伝説的な投球で勢いに乗るブルージェイズは、ワールドシリーズ(WS)第6戦をホームで迎えるだけでなく、歴史的にも追い風を受けている。 球団史上初の連覇を達成した1992年と1993年、そのどちらのワールドシリーズ制覇も第6戦で決まった。1993年のタイトル決定シーンは、いまも何度も映像で流されている。ジョー・カーターがフィリーズ相手に放ったサヨナラ本塁打。スポーツ史に残る名場面の一つだ。
第5戦の注目すべきポイント 第6戦の見どころは?
勝った方が王手をかけるワールドシリーズ第5戦は、トレイ・イェサベージが12三振の快投で、ブルージェイズを勝利に導いた。ドジャース有利の下馬評を覆し、ブルージェイズは世界一にあと1勝に迫った。31日(日本時間11月1日)に行われる第6戦を前に、第5戦の注目ポイントを抑えておこう。
普段は打線の”弱点”でも、PSで勝負強さ光るヒメネス
【ドジャース2-6ブルージェイズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、10月28日(日本時間29日) アンドレス・ヒメネスは今季、「守備専門の内野手」として批判を浴びてきた。規定打席に到達したア・リーグの打者の中でワーストのOPS.598を記録し、ブルージェイズ打線の弱点と見られてきた。 しかし、それはレギュラーシーズンの話。ポストシーズン通算成績そのものは派手ではないが、この10月に何度もチームを救ってきたヒメネスは、第4戦でもその勝負強さを発揮した。 七回、1点差でリードしていたブルージェイズは、先頭から連打で無死二、三塁とし、大谷翔平をマウンドから引きずり降ろした。ここで打席に立ったのがヒメネス。代わってマウンドに上がった左腕アンソニー・バンダに対し、粘り強くフルカウントまで持ち込むと、最後はレフト前にタイムリー。貴重な追加点を挙げたブルージェイズは、これを口火に一挙4得点を奪って試合を決定づけた。
WS第4戦から学んだこと&第5戦の見どころ
【ドジャース2-6ブルージェイズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、10月28日(日本時間29日) 2025年のワールドシリーズ(WS)は再びタイとなった。 28日の第4戦で、ブルージェイズが6-2で快勝し、シリーズを2勝2敗の五分に戻した。ここでは、この日の試合から学んだこと、そしてそれが第5戦に意味することを3つ紹介する。
スプリンガー、スイングで負傷し途中交代
2017年のワールドシリーズ(WS)でキャリアを象徴する活躍をした思い出の地、ドジャースタジアムに戻ってきたジョージ・スプリンガー。再びこの舞台に立った喜びは、あまりにも突然、痛みとともに終わりを迎えた。 第3戦の七回、先頭打者として打席に立ったスプリンガーは、ドジャースの救援ジャスティン・ロブレスキーの初球をファウル。直後、右脇腹に手を当て顔をしかめた。タイムを要求しダグアウトに声をかけると、トレーナー陣との短い会話の後、代打タイ・フランスと交代し、そのままクラブハウスへと下がった。
「脱帽だ」 完投の山本にブルージェイズが敬意示す
ブルージェイズ打線の大きな特徴は、打席での粘りだ。相手投手を疲労困憊させて早めの降板に追い込み、苦しめてきた。 しかし、ワールドシリーズ第2戦。ポストシーズンでほぼ敵無しだったブルージェイズ打線は、ついに完全に封じ込める投手に遭遇した。山本由伸はブルージェイズ打線を1失点完投で圧倒し、第2戦でドジャースに勝利をもたらした。シリーズは1勝1敗のタイに持ち込まれた。
ブルージェイズの主軸ビシェット、第2戦はベンチスタート
ワールドシリーズ(WS)第1戦、ブルージェイズのボー・ビシェットはメジャーリーグキャリアで初めて二塁手として出場し、2打数1安打。しかし第2戦は先発から外れた。 ジョン・シュナイダー監督は「ビシェットはベンチスタートだが、途中出場可能な状態」と説明した。ブルージェイズはドジャースの右腕、山本由伸に対し、二塁にアイゼイア・カイナー=ファレファを起用。 ラインナップは以下の通り。
- ジョージ・スプリンガー(DH)
- ネイサン・ルークス(左翼)
- ブラディミール・ゲレーロJr.(一塁)
- アレハンドロ・カーク(捕手)
- ドルトン・バーショ(中堅)
- アーニー・クレメント(三塁)
- アディソン・バージャー(右翼)
- アイゼイアイサイア・カイナー=ファレファ(二塁)
- アンドレス・ヒメネス(遊撃)
ゲレーロ家に最初のリングを持ち帰る!息子と父の共闘
【ブルージェイズ11-4ドジャース】トロント/ロジャースセンター、10月24日(日本時間10月25日) ロジャースセンターのライトにあるスイート席に腰を下ろしたブラディミール・ゲレーロSr.は、ワールドシリーズ第1戦の三回、息子のブラディミール・ゲレーロJr.が打席に立つ姿を、ホームプレート裏の特等席から見守っていた。 息子はブレイク・スネルのカウント3-2からのチェンジアップを鋭く弾き、ショートのムーキー・ベッツの横を抜けてレフト前に運び、ワールドシリーズ初安打。その瞬間、ゲレーロSr.の周囲に集まった約30人の友人と家族、背番号27のゲレーロJr.のジャージを着た人々が歓声を上げ、立ち上がって抱き合った。
ウィルソン父子が思い出の地で20年ぶりの始球式
【パイレーツ3-4アスレチックス】ピッツバーグ/PNCパーク、9月19日(日本時間20日) 7月24日以来、リーグトップの勝率.612をマークしているアスレチックスがパイレーツとの3連戦の初戦に逆転勝利。初回に3点のビハインドを背負ったが、新人ニック・カーツの33号ソロとローレンス・バトラーの21号3ランで逆転し、1点差で逃げ切った。試合前にはアスレチックスのジェイコブ・ウィルソンと現役時代はパイレーツで活躍したその父ジャック・ウィルソンによる始球式がおよそ20年越しに再現される印象的な場面もあった。
コルテスが史上初の快挙 左投げでライトを守った後、右投げで三塁を守る
【オリオールズ2-3アスレチックス】ボルティモア/オリオールパーク、8月10日(日本時間11日) アスレチックスはオリオールズとの3連戦の最終戦に3-2で逆転勝利。直近16試合で11勝と調子を上げ、オリオールズ3連戦にも勝ち越した。この日はロースター(メジャーのベンチ入り登録メンバー)の野手全13人を注ぎ込む全員野球で終盤の逆転劇を演出。九回には内野手が不足したことから、両投げ野手のカルロス・コルテスが左利き用の外野手グラブを右利き用の内野手グラブに持ち替え、プロキャリアで初の三塁手を守った。
強力打線が爆発し、11得点でオリオールズに大勝
【オリオールズ3-11アスレチックス】ボルティモア/オリオールパーク、8月9日(日本時間10日) アスレチックスは、ア・リーグ西地区で4位のエンゼルスに5ゲーム差をつけられ、最下位に沈んでいる。しかし、打線は地区2位、メジャー全体で見てもトップ10に入る成績を誇る。 この日もその実力を遺憾無く発揮。オリオールズとのカード2戦目で爆発し、11-3で大勝した。チーム全体で13安打を記録。6人が2度以上出塁するなど、打線のどこからでも得点を奪えるのが今の打線の強みだ。
カーツを抑えた新人左腕アーノルドがプロ契約
アスレチックスには、ジェイコブ・ウィルソンやニック・カーツを筆頭に、将来が楽しみな若手が数多く在籍する。そんな新進気鋭の集団に、また新たな有望株が加入した。 それが、今年のドラフトで全体11位指名を受けたジェイミー・アーノルドだ。実際に同年代の選手たちが躍動している姿は、年齢関係なく、夢の舞台で活躍することができるという何よりの証明になっている。特に、プロ入りからわずか9カ月で昇格したカーツの存在は大きい。 「カーツと同じチームでプレーできるなんて最高だよ。大学時代に2年間対戦したけど、すごく良い選手だった。今こうして同じチームにいるのが信じられないし、早く彼をサポートできるようになりたい」とアーノルドは語る。
カーツの愛称「ビッグ・アーミッシュ」の由来とは?
「ビッグ・アーミッシュ」が球界を席巻している。すでに「Big Amish」とプリントされたTシャツまで作られており、28日(日本時間29日)にはアスレチックスのクラブハウスで複数の選手に配布されたほどだ。 「ビッグ・アーミッシュ」とはもちろん、25日のアストロズ戦で6打数6安打4本塁打という前人未到の活躍を見せ、一躍野球史に名を刻んだアスレチックスの新人ニック・カーツのことだ。 記事やニュースを通してこのニックネームを目にした人は多いだろう。では、そもそもこのニックネームはどのようにして生まれたのだろうか?
若手躍動、アストロズに敵地で4連勝は球団初
【アストロズ1-7アスレチックス】ヒューストン/ダイキン・パーク、7月27日(日本時間28日) ニック・カーツとジェイコブ・ウィルソンが不在でも問題ない。ア・リーグ新人王の最有力候補とされる2人を先発から欠いても、アスレチックスの勢いは止まらなかった。アストロズに7-1で勝利し、敵地での4連戦でスイープを達成した。 カーツの歴史的な活躍が目立った4連戦は、アスレチックスが球団史上初となるヒューストンでの4連勝を達成した記念すべきカードに。今回がヒューストンでの通算7度目の4連戦で、3連勝を含めたスイープ自体も10年ぶりである。
新人王候補カーツ3安打、アストロズに勝利
【アストロズ2-5アスレチックス】ヒューストン/ダイキン・パーク、7月24日(日本時間25日) その体格(196センチ・109キロ)と素朴な雰囲気でチームメイトから『ビッグ・アーミッシュ』のあだ名で呼ばれるニック・カーツ。塁上で見せる、両手をクルクルと回すパフォーマンスは、アーミッシュバターをかき混ぜる仕草をモチーフにしている。 そんなカーツは4月23日のメジャーデビューから長打を積み重ね、バターをかき混ぜ続けている。この日、敵地でのアストロズ戦でも、2本の二塁打と1打点を含む3安打の活躍で5-2の勝利に大きく貢献した。1試合3安打はこれで今季4度目。11試合連続安打とし、この期間の打率は.488 (41打数20安打) 、長打15本と絶好調だ。
守備職人・クラークが今季飛距離MLB3位の特大弾
【アスレチックス11-2ジャイアンツ】サクラメント/サターヘルス・パーク、7月4日(日本時間5日)
No.2有望株がデビュー戦でいきなり魅せる
【アスレチックス6-4レイズ】タンパ/ジョージ・M・スタインブレナー・フィールド、6月30日(日本時間7月1日) 日曜の朝、コルビー・トーマスはまだ眠気の残る中でかかってきた電話で目を覚ました。相手は3Aの監督フラン・リオーダン。その日の試合よりずいぶん早い時間だった。 「『なんでフランがこんな時間に?』って思ったよ」とトーマスは笑う。 驚くトーマスに監督は「今日はオフでいいよ。2連休ってことで」と告げると、少し間を開けてから、朗報を告げた。 「“The Show”に向けて準備するんだ」 「『うわマジか!』って叫んだよ。あの日は一日中ワクワクしてた」とトーマスはその瞬間を振り返る。
有望株ニック・カーツが4連戦で2本目のサヨナラ弾
【アストロズ4-6xアスレチックス】@サクラメント/サターヘルス・パーク またしてもニック・カーツ(アスレチックス)が試合に終止符を打った。 日本時間6月17日から始まったアスレチックスとアストロズの4連戦。その初戦で九回にサヨナラ弾を放ったカーツが、4連戦の最終戦でも十回に9号サヨナラ2ラン。アストロズの守護神ジョシュ・ヘイダーが外角高めに投じた96.5マイルのシンカーをとらえ、この4連戦で2本目となるサヨナラ本塁打を放った。