【マリナーズ4-1アスレチックス】ウェストサクラメント/サターヘルスパーク、5月26日(日本時間27日)
アスレチックスの名だたるレジェンドたちと肩を並べてきたニック・カーツだったが、この日、その連続出塁記録がついに途切れた。
カーツはこの日のマリナーズ戦で4打数無安打、3三振に終わり、連続出塁が48試合でストップした。この記録はMLB現役選手としては最長であり、2026年シーズン最長、さらに球団史上の単一シーズン最長タイ記録でもあった。
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「自分が関わった、あるいは見てきた中でも間違いなく最高の記録の一つだ」とマーク・コッツェイ監督は語った。
アスレチックス球団史上の単一シーズン連続出塁記録
- 2026年 ニック・カーツ:48試合
- 1996年 マーク・マグワイア:48試合
- 1932年 ジミー・フォックス:47試合
- 1917年 ピン・ボディ:43試合
- 1933年 ジミー・フォックス:42試合
カーツの記録は4月3日、本拠地開幕戦となったアストロズ戦で始まった。その後、約2カ月にわたり出塁を続け、期間中は53安打、48四球を記録し、打率.308、出塁率.464、長打率.523という成績を残した。
ア・リーグ新人王を獲得した昨年からさらに成長を続けており、今季出塁率.437でMLBトップを独走(2位はアストロズのアルバレスで.414)。OPS.909も規定打席到達者の中で12位となっている。
また、52四球はMLBトップで、2位のマイク・トラウトとテイラー・ウォードはいずれも48四球。このペースなら155四球となり、2004年にバリー・ボンズが記録した史上最多232四球以来の記録となる。
その脅威的なパワーだけではなく、チームメートやコーチ陣は選球眼も高く評価している。アスレチックスの外野手カルロス・コルテスがカーツと初めて会ったのは2025年スプリングトレーニング。当時まだ22歳だったカーツの能力に驚かされた。
「これほどのパワーを持ちながら、あれだけの選球眼とストライクゾーンを管理する能力を備えた選手は見たことがなかった」とコルテスは語った。
年齢を見ればその珍しさが目立つ。連続出塁記録ではテッド・ウィリアムズ、スタン・ミュージアル、ジョー・ディマジオらを超えることはできなかったが、ルーキー時代のアルバート・プホルスと並んでいる。
1900年以降、23歳以下の単一シーズン連続出塁記録
- 1941年 テッド・ウィリアムズ:69試合
- 1943年 スタン・ミュージアル:55試合
- 1975年 グレッグ・グロス:52試合
- 1937年 ジョー・ディマジオ:52試合
- 2026年 ニック・カーツ:48試合
- 2001年 アルバート・プホルス:48試合
- 1984年 アルビン・デービス:47試合
- 1941年 テッド・ウィリアムズ:44試合
この日、カーツは初回に空振り三振、六回には見逃し三振に倒れた。四回は打球速度103.4マイル(約166.4キロ)、飛距離371フィート(約113.1メートル)のライナーを放ったが、警告トラック手前で中堅ロドリゲスに捕球された。
八回の最後の打席でも、カーツは空振り三振に倒れた。コッツェイ監督やアスレチックスのチームメートたちは、この記録が終わったことに驚いていた。
「最後の打席でも、まだ記録を続けるんじゃないかと思っていたよ。試合後に『本当にすごい記録だった。明日からまた新しい記録を始めよう』と声をかけたら、『そうですね、永遠に続くものはありませんから』と言ったんだ。冗談で『いや、君なら永遠に続くと思っていたよ』と返した。今の彼は本当に特別な存在だ」とコッツェイ監督は語った。
