ダイヤモンドバックスがベテラン三塁手アレナドをトレード獲得

カージナルスがついにアレナド放出

January 13th, 2026

13日(日本時間14日)、ダイヤモンドバックスはカージナルスとのトレードでベテラン三塁手ノーラン・アレナドを獲得し、見返りとして22歳の右腕ジャック・マルティネス(2025年ドラフト8巡目、アリゾナ州立大学)を放出することで合意した。

アレナドは今後2シーズンで4200万ドル(約67億円)の年俸を残しており、ダイヤモンドバックスはトレードで3100万ドル(約49億円)をカージナルスから受け取ると、関係者がMLB.comのマーク・フェインサンド記者に明かした。ただ、カージナルスは2040-41年まで支払われない繰延金600万ドル(約9億6000万円)を支払うため、トレードで今年俸負担する額は3100万ドルより低くなる見込みだ。

アレナドはトレード拒否権を持っていたが、ダイヤモンドバックスへの移籍のためにそれを破棄した。34歳のアレナドは、ゴールドグラブ賞10回、オールスター選出8回、プラチナグラブ賞6回、シルバースラッガー賞5回、ナ・リーグ本塁打王3回を獲得するなど、現役で最も多くのタイトルを獲得している選手の一人である。

「彼はチームにぴったりだと思う。昨年はシーズン途中、トレードで野手陣の一部を失った。だから、今オフは投手陣に多くの注目が集まっていることは承知しているが、野手陣の補強はチームにとって重要だと感じていた。彼の加入は内野守備を本当に強化してくれると思う。守備力の向上はチームにとって最優先事項であり、それが投手陣に大きな影響を与えると信じている」と、ダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMは語った。

アレナドはダイヤモンドバックスの正三塁手になると予想されているが、昨夏のトレードデッドラインでエウヘニオ・スアレスが放出された後には、若手のブレイズ・アレクサンダーが三塁を担っていた。

レフトのルルデス・グリエルJr.が今季の開幕から数カ月を欠場するため、アレクサンダーには外野起用の可能性もある。元ドラフト1巡目指名で本職はショートだが、ウインターリーグでは外野に挑戦中のジョーダン・ロウラーも同様だ。

アレナドは2022年にナ・リーグMVP投票で3位に輝き、打率.293、出塁率.358、長打率.533(OPS.891)、30本塁打、103打点を記録し、10年連続のゴールドグラブ賞を獲得した。しかし、2025年は衰えが目立った。

2023年には26本塁打、2024年には16本塁打を放ったアレナドだが、昨季は背中と手の負傷に苦しむなど、身体の衰えが始まった。昨季は開幕前にトレードの噂が飛び交い、アストロズへのトレード移籍は拒否権を行使してカージナルスに残留。守備は本来の輝かしい水準に戻ったものの、107試合でわずか12本塁打、OPS.666に留まった。

ダイヤモンドバックスは、アレナドが打率.237、出塁率.289、長打率.377と低迷した2025年から立ち直れると期待している。

「昨年は、彼が望んでいたほどうまくいかなかったのは確かだ。彼がここで巻き返せる力を持っていることは間違いない。とても楽しみだ。彼がどれだけ努力を惜しまないかも分かっている。このリーグでは選手たちが歳を重ね、リーグも進化していく中で、選手たちは進化し続けなければならない。彼はそのために全力を尽くし、精力的に努力してくれると確信している。球場も移籍したことで少し打者有利になる。だから、彼が打線の中でしっかりとした攻撃力を発揮してくれることを期待している」と、ヘイゼンGMは期待を寄せる。

ダイヤモンドバックスはケテル・マルテ、コービン・キャロル、ガブリエル・モレノ、ヘラルド・ペルドモという堅実な打撃陣を擁しており、アレナドに中軸の役目を求めているわけではない。

また、ダイヤモンドバックスはブルペン陣の強化も継続しており、フリーエージェント(FA)の右腕ジョナサン・ロアイシガとマイナー契約。ブルペン陣の補強はさらに続く可能性があり、ヘイゼンGMによれば左打ちのペイビン・スミスと併用できる右打ちの一塁手またはDHの獲得も検討するという。