マクレーン、決勝の先発へ意気込み「私はこのために生まれてきた」

5:53 AM UTC

アメリカ代表が今回のワールドベースボールクラシックのためにスター軍団を結成した際、選出が実績のあるスター選手に偏ったのは、実力だけでなく、参加を容易にする複数年の保証契約を結んでいたことも要因だった。

一方で、新人の先発投手ノーラン・マクレーン(24)がいた。メッツの右腕はメジャーでの先発登板はわずか8試合にとどまる。しかし、その8試合では90マイル台後半(150キロ台後半)のフォーシームとツーシームを投げ込み、コントロールもよかった。マーク・デローサ監督(51)が意思を確認するために電話をした際、マクレーンは「私はこのために生まれてきた。一生、このような機会を待っていた」と答えた。ついにその時が来た。

15日夜(日本時間16日)の準決勝でアメリカ代表がドミニカ共和国に勝利した後、デローサ監督は、昨季メッツで終盤の48イニングを投げ防御率2.06、ERA+196(リーグ平均より96%高い数値)を記録したマクレーンが、17日夜(日本時間18日)の決勝で先発登板することを明言した。対戦相手はイタリア対ベネズエラの勝者となる。

1次ラウンドのイタリア戦では3イニングで2本塁打を浴びたが、アメリカが3大会連続で進出した決勝での投球こそが、今大会のマクレーンの役割として人々の記憶に最も強く残るものになるだろう。

アメリカ代表は当初、WBC準決勝進出時にクレイトン・カーショー(38)の枠でツインズの先発、ジョー・ライアン(29)を追加し、マクレーンとライアンを継投させて先発の役割を分担させる計画を立てていた。しかし、カナダに勝利して進出を決めた際、チームに加わったのは救援のジェフ・ホフマン(33)だった。

これは、イタリア戦の二回に崩れた場面があったものの、チームがマクレーンにいかに厚い信頼を寄せているかを示す何よりの証拠と言えるだろう。

マクレーンの後に控える救援陣への信頼も厚い。日程面でも恵まれている。

13日のカナダ戦と15日のドミニカ共和国戦で、アメリカ代表は計画通りに3人の主力救援投手を起用できた。七回はデビッド・ベッドナー(31)、八回はギャレット・ウィットロック(29)、九回はメイソン・ミラー(27)だ。ベッドナーは両試合とも走者を背負ったが、これら重要な局面を無失点で切り抜けた。

今大会、アメリカは連戦がなく、16日の休養日は、休養なしで決勝に臨む対戦相手に対して明確なアドバンテージとなる。

デローサ監督は「今回は日程が非常に有利に組まれている。前回大会よりもはるかに良い。前回は3連戦があり、リリーフ陣に負担がかかった」と語った。

WBCの規定上、17日の試合ではアメリカの全救援投手が登板可能だ。しかし、デローサ監督やアンディ・ペティット投手コーチ(53)がプランを練る際、各球団の意向も考慮される。ミラー(準決勝で22球)、ウィットロック(16球)、ベッドナー(18球)はいずれも5日間で3度目の登板となる。

デローサは、勝利のために尽力する主力救援陣の意欲を念頭に「毎日、新たな課題に直面するものだ」と述べた。

主力投手が登板可能であれば、アメリカの投手陣の布陣は盤石と言える。しかし、まずはマクレーンがマウンドに上がる。自らがそのために生まれてきたと信じる瞬間、そしてアメリカ代表が目指してきた瞬間のために。