フロリダとアリゾナの各キャンプ地で、選手たちは今季から導入される自動ボール・ストライク判定チャレンジシステム(ABS)への適応に取り組んでいる。
ABSが現代テクノロジーを活用して判定を正す手助けをする一方で、フアン・ソトとノーラン・マクリーンはどうやら別の方法を見つけたようだ。
じゃんけんである。
20日(日本時間21日)のライブBP中、判定をめぐって意見が分かれた2人は、その場で素早くじゃんけんを実施。勝ったソトが、際どい1球をボールとする権利を得た。
「何事にも初めてはあるからね」とソトは笑顔で語った。
やり取りは自然に発生した。マクリーンがソトに速球を投じ、球審J.P.アレンシビアはボールと判定。マクリーンは両手を上げて抗議したが、ベンチから明確な決着は出なかった。議論を長引かせる代わりに、ソトはマクリーンに歩み寄り、拳を前に出して上下に一度振った。世界共通のじゃんけんの合図だ。マクリーンは笑顔で応じ、勝利したソトは歓声を上げた。
「初めてだったよ。これからは、じゃんけんの練習もしないといけないな」とマクリーンは語った。
マクリーンはソトに対し、速球のみで約10球を投げた。最終的にソトはゴロに倒れたが、直前にはフェンス際まで飛ばすフライも放っていた。
「ソトは『変化球を待ってたのに、一度も投げてこなかったな』って言ってたよ。ちょっとした心理戦だったね。すごく楽しかった」とマクリーンは振り返った。
カルロス・メンドーサ監督は、マクリーンとソトを究極の競争者と表現し、2月半ばのライブBPであっても本気で取り組むタイプだと笑った。それは打席内容だけでなく、今回のような決着方法にも表れている。
「間違いなくストライクだったと思うよ。でもフアンは目がいいから、今回は彼の言葉を信じるよ」と問題の1球についてマクリーンは語った。
