四球数リーグトップのテイラー・ウォード 好調の要因を語る

May 15th, 2026

オリオールズのテイラー・ウォードが、四球数でリーグトップに立っている。

左翼手は43試合で40安打、14二塁打を記録。本塁打は1本にとどまるものの、40四球はリーグトップ。一方で三振は35で、四球が三振を上回る数少ない選手の一人だ。出塁率.426もリーグ4位に入っている。

もともと選球眼には定評があるが、今季の好調についてウォードは「今はメカニクスの状態がすごくいい」と説明する。

「打者全般に言えることだけど、“ロード(構え)”がしっかりできているとタイミングが合って、ボールを長く見られるようになる。今はメカニクスと全体の感覚がすごく良くて、それが一番ボールを見られている理由だと思う」

さらに、ツーストライク時のアプローチも出塁率の高さを支えている。

メッツのフアン・ソトやボー・ビシェットのようにスタンスを変える打者もいるが、ウォードは「スタンスは全く変えない派」だという。

「変わるのはメンタル面だけ。違うスイッチを入れる感じ。ツーストライクになったら、“ストライクゾーンに近い球は全部振る”と自分に言い聞かせている。大学時代から10年以上続けていること」

さらに「投手ごとのアプローチもうまくいっている」と語り、準備と感覚の両面が結果につながっていると分析。チェイス率(ゾーン外スイング率)も低く、粘られると投手にとって厄介な存在だ。

昨年11月、エンゼルスからオリオールズへ電撃移籍。驚きはあったものの、「必要とされたことがうれしい」と前向きに受け止める。

エンゼルス時代はポジション争いの中でプレーしており、「レギュラーになれるか常に不安で、精神的にきつかった」とも振り返る。そうした競争を勝ち抜いた経験が、今につながっている。

「(オリオールズは)クラブハウスも素晴らしい。しっかり勝ちを積み上げたい」とウォード。

ただ、チームは新監督のもと20勝24敗と苦戦。ウォードが出塁しても得点につながらない試合も多い。それでも、出塁で仕事を続けるウォードは、打線の中で安定した働きを見せている。