【独自】「大リーグのさかなクン」ことオルビーズ、流れ呼ぶ三塁打「鯉効果」で上昇気流へ

3:16 AM UTC

レイズ1-3ブレーブス】アトランタ/トゥルーイストパーク、9月10日(日本時間11日)

レイズとのシリーズ第3戦。両チーム無得点で迎えた八回1死、代打で打席に入ったのはオジー・オルビーズ(29)だった。直近3試合で10打席無安打と当たりが止まっていたこともあり、この日はスタメンから外れていた。それでも、勝負どころで指揮官はオルビーズを送り出した。

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オルビーズはレイズ3番手、右腕ケリーの4球目、高めの93.6マイル(約150.6キロ)を捉えると、打球は右中間への三塁打となった。続くオースティン・ライリーのタイムリーでオルビーズはゆっくりと本塁へ。オルビーズの三塁打をきっかけに、ブレーブスは4者連続安打で一挙3点を奪い、チームの連敗を「3」でストップした。

この試合で流れを変えたオルビーズは、明るくエネルギーにあふれたムードメーカーとして知られている。そして、もう一つ、オルビーズを語るうえで欠かせないのが「魚好き」という顔だ。

ただし、食べるわけでも、釣るわけでもない。飼うのが好きなのだ。

「子どもの頃から魚が大好きだったんだ」

自宅の水槽ではさまざまな魚を飼い、世話をすることが日々の楽しみで、生きがいでもある。

そんなオルビーズには、魚好きの人柄を物語る素敵なエピソードがある。

以前、アトランタ近郊の小学校で、クラスで魚を飼うことになった。そこで子どもたちはオルビーズに「クラスで魚を飼うことになりました。おすすめの魚を教えてください」と手紙を書いた。

この手紙を受け取ったオルビーズは、魚と水槽キットを購入すると、なんとサプライズで学校を訪問。子どもたちには自ら育てた魚もプレゼントした。子供たちが大喜びしたことは言うまでもない。

先日、オルビーズが自宅の池で錦鯉を飼っている動画を見かけた。そこで「カープ、何匹飼っているんですか?」と聞いてみると、「ん? 何言ってるの?」と、つれない返事が返ってきた。

「え、家にカープいますよね。動画で見ました」

「カープ?」

どうにも話がかみ合わない。そこで鯉の画像を見せると、「あーーー、コイね!!! 飼ってる、飼ってる!」とさっきまでの表情が一変。満面の笑みを浮かべた。

鯉(こい)という名称がアメリカでも市民権を得ている言葉とは知らなかった。

自宅の池では友人から1000安打を達成した際に、プレゼントされた鯉をはじめ、ケガをしたり、行き場を失った鯉を引き取り、大切に育てている。将来的には、自宅の池で鯉を増やすのが夢だ。また日本を訪れ、鯉のいる池や養殖場を訪れたいとも話す。

鯉は、成長や出世、飛躍の象徴として知られている。プレーオフ進出に向けて一戦必勝の試合でオルビーズは一打でブレーブスに流れを呼び込んだ。

ナ・リーグ東地区首位を走るブレーブスは、このままさらに高みへと泳ぎ続けられるか。大リーグの「さかなクン」ことオルビーズのバットから、まだまだ目が離せない。