ロペスは16日(同17日)に肘の痛みを訴え、ライブBP(実戦形式の打撃練習)での投球を早めに切り上げた。MRI検査を受けた結果、右肘の靭帯の断裂が判明したという。キース・マイスター医師にセカンドオピニオンを求める方針だが、最終的には手術を受け、2026年シーズンを全休する可能性が高いとみられている。
ジェレミー・ゾールGMは「本当に残念なニュースだ。パブロのことを思うと心が痛む。みんな知っているように、彼の仕事に対する姿勢、身体への気遣い、そして準備を怠らない勤勉さは誰にも劣らない。彼にとって大きな痛手であり、当然ながら彼はかなり落胆していた」とコメント。もしロペスが手術を受けた場合、プロ1年目のシーズンを終えたばかりの2013年以来、自身2度目のトミー・ジョン手術となる。
トミー・ジョン手術を受けた場合、戦列復帰までには一般的に約1年を要する。よって、ロペスは2027年シーズンの開幕に間に合うことが期待される。ツインズと4年契約を結んでいるロペスにとって、2027年シーズンは契約最終年となる。保守的なアプローチを採用し、1週間ほど様子を見る可能性も残されているが、ロペスは「このようなことが2度と起こらないようにするだけだ」と語っており、手術を受けるという選択をする可能性が高い。
ロペスにとっては「二重」の失望となる。ツインズの2026年シーズンを欠場しなければならないだけでなく、ベネズエラ代表として出場予定だったワールドベースボールクラシックにも出場できないからだ。ベネズエラ代表は、ロペスの憧れの存在であり、現在はツインズの特別インストラクターに就任しているヨハン・サンタナが投手コーチを務める予定だが、ロペスは憧れのサンタナと「共闘」する機会を失った。
ツインズとしては、ロペスが担うはずだったイニングだけでなく、ロペスが若手投手に与える影響力も失うことになる。先発投手の層が厚いため、ただ単にロペスが抜けた穴をカバーすることはできるかもしれないが、過去3年連続で開幕投手を務めたロペスほどの実績はなく、戦力ダウンは避けられないだろう。
ジョー・ライアン、ベイリー・オーバーに次ぐ2枠にタジ・ブラッドリーとシメオン・ウッズ・リチャードソンが入ると仮定すると、ロペスの離脱で空いた1枠はゼビー・マシューズ、デービッド・フェスタ、ミック・エイベルらの競争になりそうだ。もちろん、先発投手をFAやトレードで補強する可能性も残されている。
デレック・シェルトン監督は「若い投手にステップアップの機会を与えるつもりだ。シーズンが始まれば、先発投手5人、リリーフ投手8人だけでは足りないことが分かる。だから、若い投手は『次に投げるのは自分だ』というメンタリティを持たないといけない。パブロは長期離脱する可能性がある。彼の穴を埋めるのは誰になるだろうね」と語り、若手の奮起と成長に期待を寄せた。
