ヤンキースが2026年最初の補強として32歳の内野手ポール・デヨングを獲得した。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、デヨングはヤンキースとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリングトレーニングに参加する予定だという。
デヨングがメジャー昇格を果たした場合、年俸は100万ドル(約1億5000万円)となる。なお、球団からの正式発表はまだ行われていない。
ヤンキースはここまで比較的静かなオフシーズンを過ごしており、2025年シーズンの戦力を引き留める動きが目立っている。最も大きな動きは、正中堅手トレント・グリシャムが年俸2202万5000ドル(約33億円)のクオリファイングオファーを受諾して残留したことだ。
しかし、ヤンキースは2026年シーズンに向けて、今後大きく動いていくつもりだ。オプトアウト(契約破棄)の権利を行使してフリーエージェント(FA)になったコディ・ベリンジャーとの再契約を望んでいることを公言しており、12月下旬にはベリンジャーに対して正式なオファーを提示したとみられている。
また、ベリンジャーが他球団と契約した場合に備え、ブルージェイズからFAになった強打の内野手ボー・ビシェットの獲得を検討していることも報じられている。
さらに、2026年シーズンの開幕に間に合わない先発投手が複数いるため、先発ローテーションの補強としてマーリンズの右腕エドワード・カブレラやブルワーズのエース右腕フレディ・ペラルタに興味を示しているようだ。
ヤンキースがデヨング獲得に動いたのは、正遊撃手アンソニー・ボルピーが左肩の手術を受け、少なくとも5月まではメジャーの試合に出場できない見込みだからだ。経験豊富なデヨングの加入により、ヤンキースは内野手の選択肢が増えることになる。
デヨングは2025年シーズンにナショナルズでプレーし、三塁を中心に内野の全ポジションを守った。4月のパイレーツ戦でミッチ・ケラーの速球を顔面に受けて鼻を骨折したため、わずか57試合の出場にとどまり、打撃成績も打率.228、6本塁打、23打点、OPS.642と低調だった。
デヨングが持つスキルセットは、1年契約で残留したユーティリティプレーヤーのアメッド・ロサリオと少し重なる。ヤンキースの内野陣には、ほかにホゼ・カバイェロやオスワルド・カブレラ、12月にマイナー契約を結んだザック・ショートらがいる。
スプリングトレーニングでアピールに成功すれば、デヨングはボルピーが復帰するまでの間、メジャーでの出場機会を得られる可能性もありそうだ。
