豪腕スキーンズ、7回無失点の快投で50先発到達

チーム3人目のサイ・ヤング賞も視野に

August 24th, 2025

パイレーツ4-0ロッキーズ】ピッツバーグ/PNCパーク、8月24日(日本時間25日)

パイレーツの歴史で、サイ・ヤング賞を獲得した投手はこれまでにわずか2人。1960年のバーン・ローと、1990年のダグ・ドレイベックだ。ローが受賞した当時は各リーグから1人ずつではなく、全体で1人の受賞だった。パイレーツのエースがここに名を連ねる日はそう遠くはない。

2年目のポール・スキーンズは今季も圧巻の投球で、161回で181三振、防御率は2.07。シーズン終了まであと5週間あるが、多くの専門家がナ・リーグのサイ・ヤング賞の最有力候補としてスキーンズを推す。

スキーンズは通算50度目の先発登板で、7回3安打無死球、無失点、7三振と、完璧に近い内容でチームを快勝に導いた。観衆のスタンディングオベーションを浴びながら勝利を収め、シーズン通算の防御率は2.02に向上した。

1920年以降、デビューから50先発でスキーンズより低い防御率を記録したのは、1969~72年のバイダ・ブルー(2.01)のみだ。

50先発までの防御率トップ
1位 バイダ・ブルー 2.01(1969-72)
2位 ポール・スキーンズ 2.02(2024-25)
3位 ハウイー・ポレット 2.15(1941-46)、オーレル・ハーシュハイザー 2.15(1984-85)、ジェリー・クーズマン 2.15(1967-69)

パイレーツのドン・ケリー監督も「驚異的だ。速球のスピードや制球力、変化球の使い分けまで、すべてにおいて安定している」と絶賛した。

スキーンズ本人も「次の50試合、その次の50試合も同じことをやるだけ。毎日同じことを続けることが一番大事。これまでかなり安定しているので、それをこれからも続けるだけ」と語る。

さらに歴史的な水準を超える『もうひとつのギア』について、スキーンズは「確かにある。まだ何かは分からないが、それを見つけることが自分を駆り立てている。オフシーズンも努力を続ける原動力だ」と語った。

サイ・ヤング賞レースについては、「結果を出せば賞はついてくる。やるべきことをやって、自分の投球に集中すれば結果はついてくる。勝っても負けても同じ。昨年の新人王のときと同じ考え方だ」と冷静だ。