エンゼルスは2日(日本時間3日)の延長10回サヨナラ勝ちの前に7連敗を喫し、12試合で11敗という苦しい2週間を過ごした後、ペリー・ミナシアンGMが3日(同4日)のメッツ戦(1―5で敗戦)の前に組織の現状についてメディア対応を行った。
ミナシアンGMは、特に中継ぎ陣がリードを守りきれず、エンゼルスにとって最近は厳しい状況が続いていることを認めた。しかし、カート・スズキ監督(42)とコーチ陣を信頼しており、事態は好転すると考えていると語った。
シリーズ最終戦を落とした後、成績は13勝22敗となったが、今季の得失点差はわずかマイナス15だ。ピタゴラス勝率(得点と失点から算出する理想的な勝率)によれば、この数字は16勝19敗のチームに相当する。
同GMは「ブルペンは打線やローテーション、あるいは他のあらゆるものと同じように(調子の)浮き沈みがある」と語った。「私にとって最も重要なのは、チームという集団であり、私たちがどう反応し、どうプレーするか、そして選手たちが準備できているかどうかだ。このチームは大半の試合で競り合っている。これらは、私たちが集団として成熟し、成長している兆候であり、最高の野球はこれから先にあると私は考えている。それについて疑いの余地はない」と続けた。
ミナシアンGMは、1年目のスズキ監督の働きに満足しているとも話した。スズキ監督は今季開幕前に1年契約で就任した。ミナシアンGM自身も2024年に今季終了後に満了する延長契約を結んでおり、2人の契約期間は一致している。
「素晴らしい働きをしていると思う。厳しい期間を過ごしている時は、苦しいものだ。誰もそんな状況を見たくない。当事者であれば、感情的になる。しかし、そうした状況や、遠征先、そしてクラブハウス、さらにニューヨークでいくつか厳しい敗戦を喫した時でさえ、人の本質がよくわかる。このチームにいる人材の質の高さがわかる。監督であれ、コーチ陣であれ、ロッカールームであれ」
同GMは新任監督の置かれている状況に理解を示した。
今年は中継ぎ投手陣よりも先発ローテーションの問題の方がはるかに少ない。3日(同4日)に右腕のジャック・コチャノウィッツ(25)が6回1/3を2失点に抑え、エンゼルスの先発陣の防御率はメジャー全体10位の3.86となった。対照的に救援陣の防御率はワースト2位の防御率5.62だ。しかし、ミナシアンGMは、ライアン・ゼファージャーン(28)、チェイス・シルセス(25)、サム・バックマン(26)ら若手の救援投手に手応えを感じており、2日(同3日)に1Aのランチョクカモンガでリハビリ登板したカービー・イエーツ(39)とベン・ジョイス(25)が間もなく戦列に復帰すると明かした。
ミナシアンGMは「良いチームを見ると攻撃面で私たちはまずまずの位置につけているし、先発投手についてもかなり機能している。だから、この2つはこのチームの可能性を示す良い指標だ。あとは残りの部分を微調整しなければならないが、明らかにブルペンは浮き沈みがある。これまで投げたことのない役割で投げている若手もいる。ここまで必ずしも素晴らしい成績を残せていないベテランもいる。しかし、それは自然と解決するはずだ。いい投手がいて、良い人材がそろっている。私たちは大丈夫だ」と期待を語った。
攻撃面では、エンゼルスは昨年より良くなっているが、依然として三振の割合が高い。わずか1得点に抑えられたが、今季は58得点を記録しており、メジャー11位タイの多さだ。四球率10.5%はメジャー6位タイの高さだが、三振率25.6%はメジャーワーストだ。
昨年、メジャー最多となる三振率27.1%を記録したが、四球率も8.1%で21位にとどまり、これが4番目に多い226本塁打を放ちながらも得点数で25位(673得点)となった要因の1つだった。今年は43本塁打で7位タイにつけており、長打力は健在だ。
ミナシアンGMは三振について「1つの特定の事象を見るわけではない」と話す。「私にとって重要なのは、全体的な生産力だ。誰もが異なる方法で結果を出し、異なる方法で得点を挙げる。だから、私たちがある分野で不足していても、四球のように他の分野で非常に優れている場合もある。現時点までの私たちの攻撃陣は、球界でトップ10に入る。今、シーズンの終わりに攻撃面でトップ10に入ると言われれば、かなり手応えを感じるだろう」と巻き返しを信じている。
