フィリーズに大打撃、サイ・ヤング候補ルザルドがIL入り

September 15th, 2026

ヘスス・ルザルドは15日(日本時間16日)、ナショナルズとの3連戦初戦を前に、左肩の炎症で15日間の負傷者リスト(IL)に登録された。

登録は12日にさかのぼって適用される。ルザルドはその日、左肩の張りでアトランタでの先発登板を回避していた。当初は2日間投球を休んでからワシントンで再度検査を受け、状態次第で投球練習を行う予定だった。

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しかし、状態は期待したようには改善せず、投球練習ではなくIL入りとなった。

「今は肩全体に炎症があって、それを鎮めようとしている。筋肉の緊張をほぐして、痛みなく投げられるようにしたい」とルザルドは説明した。

空いたロースター枠を埋めるため、左腕カイル・バッカスが3Aリーハイバレーから昇格した。

この時期の離脱は言うまでもなく痛い。この日を迎えた時点でナ・リーグのワイルドカード2番手につけ、首位枠を占めるカブスとはわずか0.5ゲーム差。ワイルドカード首位のチームは、2番手のチームとの3試合制のシリーズを本拠地で戦える。

一方、最後のワイルドカード枠につけるパドレスとの差もわずか1ゲーム。ナ・リーグ東地区では首位ブレーブスを4.5ゲーム差で追っている。

それでもルザルドと球団は、フィリーズがポストシーズンに進出すれば、それに間に合うと期待している。ILから復帰可能になるのは、フィリーズが本拠地でレイズと対戦するレギュラーシーズン最終日。順調に進めば、今季162試合目で登板できる可能性がある。

それがかなわなければ、次にマウンドへ上がるのはプレーオフの試合になるかもしれない。

「理想のシナリオならその日程に間に合う。もちろん、投球面でどこまで状態が戻っているかを確認する必要がある。ただ、10月に投げられるよう準備する計画を立てている。その点には十分な自信がある」と左腕は語る。短期間での調整を求められるが、間に合わせる自信を見せた。

「長いシーズンで、かなりの球数を投げてきた。3週間マウンドから離れれば、多少は感覚が鈍るかもしれない。でも、自分自身と準備には自信がある。復帰後、最初にマウンドへ上がる時に投げられるよう、必要なことはすべてやるつもりだ」

最後の登板は9月7日で、ブレーブス相手にわずか2安打で完封を飾った。5月14日以降の直近21先発では防御率1.93を記録し、その間のフィリーズは18勝3敗だった。

「これほどの投球を続けている選手を失えば、いつであっても痛手になる。ただ、どれほど大きな痛手でも、選手の体を守らなければならないことに変わりはない。彼にとって最善のことをする必要がある」とドン・マッティングリー暫定監督は話した。

「長期化して来年まで影響するようなものだと心配している人はいないと思う。シーズンの終わりには投げられると考えている。そこへたどり着くために、自分たちの仕事をしっかり果たすだけだ」

明るい材料もある。ルザルドは、左肩の状態がすでに改善していると話した。

「ずっと、ずっと良くなっている。本当に良くなった。かなり前進して、感覚もずっといい。ただ、まだ負荷をかける段階ではない。今投げ始めて無理をし、状態が悪化すれば、復帰はポストシーズンのさらに遅い時期になる。だから今は、10月に入ってからこれを心配しなくて済むよう、しっかり治そうという時期だ」

長期的な問題にならなそうなことは朗報だ。しかし、シーズンの行方が懸かるこの時期だけに、タイミングは悪い。注射は一切受けておらず、治療を続けて炎症を取り除く方針だ。

「シーズン終盤にチームへ戻り、ポストシーズンに備えたいので、その点では間違いなく心配している。ただ、将来に対する不安はそれほど大きくない。時間がたてば治るものだと分かっているけど、今はその時間があまりない。それが今の状況だ。少しもどかしいが、長期的にはそれほど心配していない」と本人は語る。

今季29先発で14勝5敗、防御率2.87。178回2/3を投げて221奪三振、52四球を記録している。8月にはナ・リーグの月間最優秀投手に選ばれた。

先発ローテーションについて、指揮官は残り12試合でルザルドの穴をどう埋めるか、まだ決めていないと話した。どこかでブルペンデーを組む予定で、翌週にはもう一度行う可能性もある。

「まだ十分に話し合えていないことの一つだ。ほかの先発投手の日程にも影響するので、しっかり話し合う必要がある」とマッティングリー監督は説明した。