パイレーツ打線、12得点の猛攻でメッツをスイープ

新しい髪型のクルーズも2HRの活躍

June 30th, 2025

パイレーツ12-1メッツ】ピッツバーグ/PNCパーク、6月29日(日本時間6月30日)

オニール・クルーズが変えたのは髪色だけではなかったようだ。

メッツとのシリーズ前にドレッドヘアの先端を赤く染めたクルーズは、2本の2ランを放つ大活躍。積極的な打撃姿勢が功を奏し、12-1と大量得点を牽引した。

これでパイレーツはメッツをスイープ。

特筆すべきはこの3試合で合計30得点(9、9、12)を挙げたことで、シリーズ全試合で9得点以上は1999年以来となる。ドン・ケリー新監督の最初の44試合中、21試合で1点差ゲームだった中でこれは大きな変化だ。

「勝つのは簡単じゃないけれど、全員が打って、全員が良い投球をして勝てると、チーム力を実感する」とキブライアン・ヘイズは語った。

シリーズ開始前はナ・リーグ最下位だった打線が覚醒。ヘンリー・デービスはキャリア初の4安打を記録し、トミー・ファムとブライアン・レイノルズはそれぞれ本塁打を放った。

二塁打2本を含む3安打2打点を記録したヘイズは、身体のアライメント(姿勢やバランス)の調整を行ったことが、打撃に良い影響を与えているという。

「身体やフォームのことを考え過ぎずに、良いところに来た球をしっかり打つことだけを考えられるようになった」

打線ではこれまで”つなぐ意識”が課題とされてきたが、このシリーズではそれが修正されつつ、クルーズのような一発もビッグイニングを生む鍵になった。

そんなクルーズの復調は、パイレーツに大きな意味を持つ。火曜日には「努力と活力」を感じないという理由で途中交代させられるど、ネガティブな意味で注目を集めていたが、木曜日のオフと金曜日のベンチスタートを経て、新しい髪型と積極的なマインドセット(意識)での再出発。ここまではそれがうまくいっている。

「四球を多く選ぶと、バットを振る機会が減って受け身になってしまう。今はもっと積極的に狙えている気がするよ」とクルーズは語った。

復調が本物かは今後次第だが、ケリー監督はこの日の姿に手応えを感じていた。

「彼が自分自身を信じなきゃいけない。打席での彼は本当に才能にあふれた選手だ。今週は本人にとって学びの多い1週間だったと思う」