パイレーツ、地元メジャースポーツチームらと共に地域支援

”ブラック&ゴールド”の連帯

November 25th, 2025

パイレーツの指揮官、ドン・ケリーは、”超”がつくほどの楽天家だ。PNCパークで雨が降る時は、通常はオフか、少なくとも休憩時間となる。

しかし25日(日本時間26日)は別だった。悪天候の中、ケリー監督は市内のスポーツチームが主催するドライブアップ式(ドライブスルーのように車に乗ったまま食料などを受け取れる)の食料配布イベントに参加し、地元の人々に支援を届けた。

なお、この日の天気(約9℃・雨天)は指揮官の言葉を借りれば「11月のピッツバーグでは素晴らしい方」で、氷点下で雪にならずに済んだことに、参加者はほっとしているだろう。

「外が華氏15度(マイナス9℃)でひどい天気になる可能性もあったよ。地域に恩返しができるのは素晴らしいことだ」とケリー監督は笑顔で語った。

この日は、PNCパークで開催される「BurghProud サンクスギビング食料配布イベント」の第5回。パイレーツに加えて、地元のNFLチーム・スティーラーズとNHLチーム・ペンギンズも参加し、グレーター・ピッツバーグ・コミュニティ・フードバンクやジャイアントイーグルと協力して、必要とする家庭に対して計300食を提供。ターキー、野菜、パイ、ジャイアントイーグルのギフトカード、そしてチームからのサプライズ品が渡された。

「われわれは皆ブラック&ゴールドを身に着けているだろう?」とパイレーツ社長のトラビス・ウィリアムスは語る。

「スポーツチームが一緒に集まるのはとても良いことだ。われわれは競争するが、互いにではなく、それぞれのスポーツで。こうして団結して協力するのが、ピッツバーグのやり方だ」

パイレーツ・チャリティーズのコミュニティプログラミング担当マネージャー、サラ・ヘフラーによれば、このイベントの準備は夏から始まっていた。ケリーやウィリアムスに加え、パイレーツの放送陣であるボブ・ウォークとジョン・ウェナー、OBのスティーブ・ブラスも参加。また、シーズン中にもかかわらず、ペンギンズとスティーラーズの選手たちも参加し、ドライバーたちと写真を撮った。

「ペンギンズやスティーラーズの仲間と一緒に集まり、地域に恩返しができることは大きな意味がある。世界では多くのことが起きており、だからこそ少しでも貢献できることは非常に大きい」とヘフラーは語った。

パイレーツはコロナ禍を機に、グレーター・ピッツバーグ・コミュニティ・フードバンクとより多くのイベントを共催するようになり、パンデミックの影響が和らぎはじめた後も、需要がまだあることを受けて活動を継続した。5年前、市内の他の2つのメジャースポーツチームと共にこのイベントを開催することを選び、それ以来1500食を配布した。25日には、時間内に到着できなかった人のために追加のジャイアントイーグルのギフトカードも用意されていた。

ウィリアムスは、この地域には食料不安に直面している人が約14万人いるという数字を挙げた。この日のような取り組みは、必要とする人々を助け、ホリデーシーズンを少しでも明るいものにする。

「この時期は特に、何らかの助けを必要としているという声を地域から多く聞いてきた。支援の必要性はいつだって高いが、世界で起きていること、人々が必要としている支援を考えると、その必要性はこれまで以上だ。3つのスポーツチームが一緒になって手を差し伸べる場を持てることに感謝している」とヘフラーは語った。

ピッツバーグが特別なスポーツタウンである理由は数多くあるが、その一つは、全てのチームがブラック&ゴールドを身に着けていることだ。彼らは同じチームであり、この街の一部であることを改めて示した。