メッツのソト、「30-30」一番乗り&大谷翔平は2年連続なるか

September 10th, 2025

メジャーリーグで、1シーズンに30本塁打と30盗塁を同時に達成する「30-30」は、スピードとパワーを兼ね備えた稀有なスターだけが手にする栄誉だ。残り試合も少なくなってきたが、「30-30」を達成しそうな選手を紹介したい。(※記録は9月9日東海岸時間の午後9時半時点)

9日のフィリーズ戦でメッツのフアン・ソトが、30盗塁目を決め、38本塁打-30盗塁で、自身初の「30-30」を達成。ヤンキースからメッツに移籍した若武者は、シーズン序盤こそ調子が上がらず、チームが負けるたびに非難されるなど、苦しい時期も経験した。

しかしスランプ脱出後は長打力と走塁の両方で大ブレーク。今季の残り試合でどこまで「40-40」に迫れるか注目だ。

ソトに続くのは、ガーディアンズのホセ・ラミレス。今季はすでに28本塁打、37盗塁をマークしており、残り試合での「3本」に期待したい。32歳のラミレスは、昨季「39本塁打-41盗塁」で惜しくも「40-40」に届かなかった。とはいえ、毎年安定した成績を出すのはさすが。2年連続、自身3度目の「30-30」に期待したい。

シーズン序盤に好スタートをきったカブスのPCAことピート・クロウ=アームストロングは、現在まで「28本塁打-34盗塁」をマーク。十分に射程圏内だが、球宴後は打撃不振で8月の本塁打はわずか1本。9月もまだ快音が響いていない。残り試合でどこまで調子を取り戻せるかが鍵になる。

昨季、「54本塁打-59盗塁」でメジャー史上初の「50-50」を達成した大谷翔平は、今季は48本塁打でこちらはクリアしているものの、盗塁数はわずか17に留まり、達成はかなり難しそうだ。昨季、盗塁で左肩を脱臼し、オフに手術したこと、また今季は二刀流で復活した影響も大きい。昨年は出塁するたびに、「さぁ、走るのか」「どのタイミングで走るのか」とワクワクしていた側としては、少し物足りなさも感じるが、ケガなく二刀流を両立することが一番大切なので致し方ないか。

ほかに期待がかかる選手たちは

  • 30本塁打-27盗塁:ランディ・アロザレーナ(マリナーズ)
  • 30本塁打-26盗塁:コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)
  • 30本塁打-25盗塁:フリオ・ロドリゲス(マリナーズ、2023年に達成)
  • 28本塁打-27盗塁:ジャズ・チザムJr.(ヤンキース)
  • 26本塁打-28盗塁:フランシスコ・リンドーア(メッツ、2023年に達成)

ピッチクロックの導入などで、以前よりも盗塁数が増えているものの、30-30達成者はさほど増加していない。メジャー屈指のスピードとパワーを両立させる選手しか名を連ねず、いずれも後世に語り継がれる名選手たちだ。

シーズン終盤、残り試合は限られている。各地区の優勝争い、ワイルドカード争いはもちろん、「30-30」を巡る熱い戦いにもぜひ注目してほしい。