デバース、本領発揮の4打点でメッツに勝ち越し

新人ウィゼンハントがメジャー初勝利

August 3rd, 2025

メッツ4-12ジャイアンツ】ニューヨーク/シティフィールド、8月3日(日本時間4日)

敵地でのメッツとのカード3戦目で、ラファエル・デバースが勝ち越しの3ランを含む4打数3安打を記録。先週末の本拠地での対戦でスイープを喫した相手を、今回は2勝1敗で撃破した。

「ホームでスイープされたチームが相手だったから、このシリーズはとても重要だった。敵地で勝ち越せたことは、自分たちにとって良い刺激になると思う」とデバースは語った。

これで勝率を5割に戻した(56勝56敗)とはいえ、ナ・リーグのワイルドカード出場圏まで6ゲームと厳しい状況に変わりはない。しかし、デバースが、この日のような活躍を続けることができれば、巻き返す可能性はある。

「シリーズを全部勝ち越すしかないし、それがモチベーションになる。このシリーズのような戦いを続けて、少しずつ良くなっていくしかない」

デバースの獲得は、本気でポストシーズン出場を目指すというジャイアンツの「意思表示」だった。しかし、好調だった前半戦から急転。新主砲のデビュー以降は、14勝25敗と大きく負け越しており、トレード市場で売り手に回らざるを得なくなった。

実際、ジャイアンツ加入後の39試合は打率.219、出塁率.322、長打率.363。本人にとってもチームにとっても、思っていた活躍とは程遠いが、この日の活躍が起爆剤になることをボブ・メルビン監督も期待している。

「彼のパワーは相手として何度も見てきたよ。今日みたいな活躍が出来たのは大きいし、ここ最近は明らかにバットの振りが良くなっている。一度勢いに乗ればチームを引っ張れる存在だからね」

28歳のデバースは、三回に1-1の均衡を破る3ランを放つと、四回にもタイムリーを記録。七回には、左翼フェンス直撃の打球を放ったが、二塁を狙ってアウトになった。

「まだタイミングが合っていないだけだ。しばらくここ(ジャイアンツ)にいるのに、あまりチームに貢献できていないのが残念だった。これからもっと良くしていきたい」と本人は語った。

デバースを筆頭にこの日は打線全体が機能。復調傾向にあるイ・ジョンフがキャリア初の4安打、ケイシー・シュミットが九回に3ランを放ち、新人左腕カーソン・ウィゼンハントのメジャー初勝利を支えた。

ウィゼンハントは、5回1/3を投げて2失点(自責1)。先週3Aから昇格したばかりの球団3位有望株は、初回のフランシスコ・リンドーアのソロ以降、五回先頭のジェフ・マクニールにヒットを許すまで無安打でメッツ打線を封じた。

その五回は、2死一塁からフランシスコ・アルバレスに二塁打を浴びると、右翼手グラント・マクレーの悪送球で、一塁走者のマクニールが生還。不運も重なり2点目を奪われたが、後続をしっかりと抑えた。六回は先頭のリンドーアに四球を与えるも、その後のフアン・ソトを打ち取り、75球で降板した。

「今日は速球の制球が良くて、変化球も効果的だった。途中からはチェンジアップで空振りも取れていたし、シリーズ勝ち越しがかかる重要な試合で、勝利の中心にいた」とメルビン監督は称賛した。

降板後、ウィゼンハントはジャスティン・バーランダーからハイタッチを受け、試合後にはチームメイトからビールシャワーの祝福を浴びた。

「みんな大声で祝ってくれて、本当にうれしかった。アップルソースやミルクはかけられたけど、ケチャップやマスタードはなかったよ。神に感謝だね」とウィゼンハントは笑った。