【パドレス3-2レッドソックス】ボストン/フェンウェイパーク、4月4日(日本時間5日)
今季ここまで苦しんでいるパドレス打線で最も好調なラモン・ローレアーノが、4日(日本時間5日)に今季最大の一打を放った。
ローレアーノは九回表、レッドソックスの守護神アロルディス・チャップマンから、2-2の同点を破る左前適時打を放った。この一打で、パドレスは敵地での接戦を制した。
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最終的にパドレスの新打線が爆発したわけではなかった。いまだに、今季8試合中7試合で3得点以下にとどまっている。それでも、この日は勝つには十分な得点だった。パドレスはあすの試合で今季初のシリーズ勝ち越しを狙う。
打順変更が奏功
クレイグ・スタメン新監督は、最適な選手起用を模索している最中だと試合前に語っていた。
この日はレッドソックスの左腕コネリー・アーリーに対し、大胆に打順を変更した。右打者のローレアーノとミゲル・アンドゥハーをそれぞれ2番と3番に置き、左打者ジャクソン・メリルはスタメンを外れた。フレディ・フェルミンは6番に上がり、タイ・フランスが7番に入った。
結果として3点にとどまったが、アーリーの球数を稼ぎ、最初の3イニングで80球を投げさせた。
「打席での(選手たちの)アプローチには手応えを感じた。今日は無理に打ちにいかず、しっかりと四球を選ぼうとする姿勢が見られた。後ろの打者に繋いでいこうという意識が、ここぞという場面でのタイムリーにつながった」
フランスはグリーンモンスター上部を直撃する強烈な単打を放ち、フェルミンは先制のホームを踏み、さらに適時二塁打で追加点を挙げた。アンドゥハーは3安打を記録。左腕アーリーに対して右打者を多く並べたパドレスの戦略は、明確に効果を発揮した。
“ランディらしさ”全開
1週間前、ランディ・バスケスは今季初登板で、パドレス移籍後でも屈指の内容を見せた。タイガース相手に6回無失点、8三振。空振りを量産し、速球は最速98マイル(約157.7キロ)を記録した。
この日は、その時ほどの球威はなかった。しかし、これまで何度も証明してきたように、バスケスは圧倒的な球威がなくても、要所でアウトを奪うことができる投手だ。
「球速にはあまりこだわっていなかった。コースに投げ切ること、狙ったところに投げることを意識していた。それがうまくいった」と、バスケスは語った。
この日のバスケスは、2025年の姿に近い内容だった。速球は93〜94マイル(約149.7〜151.3キロ)前後で、走者を背負う場面もあった。しかしそのたびにピンチを切り抜け、6回1失点の好投。パドレスの勝利を支えた。
九回の反撃
今季のパドレス打線は苦戦が続いており、特にフェルナンド・タティスJr.は調子が上がっていなかった。しかし、そんな時でもタティスは動じていない。
「いつも分かっている。試合を変えるには一振りあればいい」
その言葉通り、一振りで試合は動いた。タティスは九回2死からセンターのセダン・ラファエラの頭上を越える二塁打を放つと、続くローレアーノの左前打で、際どいタイミングながら生還した。
ローレアーノは開幕から8試合で2本塁打、打率.308、OPS.934のすべてでチームトップ。ここまでのパドレス打線を支えている。
「みんな実績のある選手ばかりだ。まだシーズン8試合目。(調子を取り戻すのは)時間の問題だと思う」とローレアーノは語った。
ミラーの新たな武器
メイソン・ミラーは100マイル(約161キロ)を超える速球と強力なスライダーを持つ。だからこそ、以前からチェンジアップも持っていたが、これまではそれを必要とする場面は多くなかった。
しかしこの日のように使えるなら、その球種にも大きな価値が生まれる。
ミラーはレッドソックスの代打・吉田正尚に対し、2球のチェンジアップを投じ、2球目で空振り三振を奪った。
「速球とスライダーはすでに素晴らしい。そして今はチェンジアップも使い始めた。偉大な選手は常に進化を求めるものだ。レパートリーに加われば、左打者に対してさらに有利になるだろう」とスタメン監督は語った。
その効果はすぐに現れた。ミラーは左打者3人を三者連続三振に仕留め、試合を締めくくった。
