不調のエースを全員でカバーし、延長10回サヨナラ勝ち

August 12th, 2025

レンジャース7-6ダイヤモンドバックス】テキサス/グローブライフ・フィールド、8月11日(日本時間12日)

今季、何度もチームを救ってきたレンジャーズ先発ネイサン・イオバルディが、珍しく立ち上がりで苦しみ、5回を投げて5失点。タイラー・ロックリアー、コービン・キャロル、ヘラルド・ペルドモに被弾するなど、今季初めての乱調だった。

ダイヤモンドバックスとの初戦で先発したイオバルディは、試合前まで6連勝中で、黒星は5月22日以来なし。6月27日の故障者リスト復帰後は7試合で41回2/3を投げ、わずか5失点、防御率1.08と圧倒的な安定感を誇っていた。

「今日は長いイニングを投げられず、早い回に点を取られて、みんなに迷惑をかけたのに、助けてくれた。転勝ちは大きいし、強いチームの証しだと思う」とイオバルディ。

イオバルディはそれでも20先発時点で防御率1.71と、MLB(規定20先発以上)トップ、球団史上でも1983年リック・ハニーカットの2.19を上回る最少記録をマークする。

だがチームは諦めなかった。

最大5点差をはね返し、延長10回に代打ジェイク・バーガーのサヨナラ安打で7-6の大逆転勝利で、シリーズ初戦を制した。今季最大のビハインドからの勝利で、八回終了時に負けていた試合をひっくり返したのはわずか4度目だ。

九回に同点ソロを放ったロウディ・テレスは「イボはいつもの投球じゃなかったけれど、それでも試合を壊さなかった。ブルペンも素晴らしかった。勝ちは勝ち。それが前に進む力になる」と称賛した。

打線は三回に1点、六回にワイアット・ラングフォードの1カ月ぶりの3ランを含む4点で反撃。オールスター後に昇格したテレスは通算6本目、2022年9月3日以来の9回以降同点弾を放った。

さらに延長10回、代打ジェイク・バーガーが値千金の決勝打。バーガーにとって通算6度目のサヨナラ打で、テキサスの代打サヨナラは2015年ジョシュ・ハミルトン以来、延長での代打サヨナラは1984年アラン・バニスター以来の快挙となった。

バーガーは「今日は本当にチーム全員でつかんだ勝利。イオバルディはずっとチームを支えてくれていたから、今度は僕らが助ける番だった」と笑顔。

前カードでフィリーズに3連敗を喫していただけに、この日の劇的勝利はチームにとっても大きな一歩となった。

イオバルディも「結局はチームが勝つことが全て。今日のような勝ち方ができれば、まだまだ戦える」と力強く語った。