レッドソックス14連勝、球団記録へ「あと1勝」

5:30 AM UTC

オリオールズ5−6レッドソックス】ボストン/フェンウェイパーク、7月20日(日本時間21日)

1946年の記録をはっきりと視界に捉えるレッドソックスが、次にグラウンドへ立つ21日(日本時間22日)のオリオールズ戦で勢いを緩めることはない。1901年に創設された球団史で2番目に長く、1946年にア・リーグ優勝を果たしたチームの記録まで残り1勝に迫る14連勝の勢いに乗っている。チャド・トレイシー監督代行(41)率いるチームが、20日(同21日)の夜に生み出した熱狂をどのように超えていくか注目が集まる。

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それでも、このチームが何とかして勝利をつかむだろうと疑う余地はない。身長5フィート7インチ(約170センチ)のカレブ・ダービン(26)が新たな本塁打のヒーローとなり、5−5の同点で迎えた八回裏2死からグリーンモンスターを越える特大の一発を放った。この一打で、7連勝中のオリオールズに勝利した。

「次の試合が今夜以上の熱気を持つとは想像しにくいが、そうなるかもしれない」とダービンは口にした。

「どうなるか楽しみだ。それにしても今夜は最高だった。他の選手の代弁はできないし、この件についてチーム内で話し合ってもいない。だが、もちろんここで歴史を作りたい」

MLBにおいて、エクスパンション・エラ(1961年以降)の単一シーズンで15連勝以上を記録したチームはわずか7度しかない。直近では、2021年にカージナルスが17連勝をマークしている。

フェンウェイパークに集まった3万7659人の観客と同様にレッドソックスの選手たちもダービンが最大の一打を放った場面で、興奮を抑えきれなかった。抑えようともしなかった。

3月に優勝を果たしたベネズエラ代表でプレーしたレッドソックスの一塁手、ウィルソン・コントレラス(34)は「WBC(ワールドベースボールクラシック)の時のように感じた」と振り返った。

「正直に言うと、アブレイユが日本相手に本塁打を放った場面がフラッシュバックした。(試合の)あの局面で本塁打を打つことは簡単ではないと伝えていた」

「この試合では3打数無安打だったと分かっているが、最も重要なことは頭をすっきりさせ、良い状態を保つことだ。その夜の最大の打席がいつやってくるか分からないから」

チャールズ川の風が強い日のように二転三転した試合において、オリオールズの右腕タイラー・ウェルズ(31)が投じた1ボールからのカットボールを捉えてチームにリードをもたらした場面。ダービンの頭は非常にすっきりしていた。

しかし、ダービンのバットがボールを捉え、グリーンモンスターを越えた後、頭の中に明確な記憶は残っていなかった。

ダービンは「よく言うような、頭が真っ白になる瞬間はあまりない」と口にした。

「何が起きているのか分からない瞬間の1つだったと思う。ただ状況に身を任せていた。ベースを回っている時、自分がどのような様子だったか説明することはできない」

あの瞬間のダービンの抑えきれない喜びは、開幕から32勝46敗と出遅れた後、直近21試合で19勝を挙げている過去3週間余りのレッドソックスのチーム状態を象徴している。

ダービンが勝ち越し本塁打を放つ2日前にも、フェンウェイパークで同様に熱気あふれる場面があった。アブレイユが七回2死から2ランを放ち、3−6の劣勢から7−6での逆転勝利をもたらした。

この試合もリードが4度入れ替わる目まぐるしい展開となり、この夜を迎える時点でMLBにおいて最も勢いのある2チームにふさわしい戦いとなった。ダービンのスイングが、最終的な流れを決定づけた。

「先日のアブレイユの場面と似ている。ダグアウトは活気づいており、その熱気を今でも中で感じている」とトレイシー監督代行は振り返った。

「リードを許すたびに、ブルペン陣が素晴らしい働きをした。リードを奪われても、反撃の機会を作るために点差を1点以内に保った。この点差を維持すれば試合に勝つ機会があると信じて、選手たちは戻ってくる。現在、素晴らしいチーム野球をしている」

それでも、九回にはドラマが待っていた。アロルディス・チャップマン(38)がピンチを招き、オリオールズは三塁に同点走者、二塁に勝ち越し走者を置く状態となった。ここでタイラー・オニール(31)が左翼の芝生に落ちるかと思われるライナーを放ったが、遊撃手のツォンチェ・チェン(24)が飛びつき、空中でボールをつかみ取って試合を終わらせた。

「強い当たりだった」とトレイシー監督代行は振り返った。

「バットから鋭く飛び出し、状況は2、3塁だった。だから『ああ、安打になるかもしれない』と考える。同時に、本塁でのクロスプレーになるほど強い打球だとも思う。頭の中に多くのことがよぎったが、Z(チェン)が素晴らしいプレーをした」

そして、オリオールズとの残り2試合とブルージェイズとの3試合が控える本拠地での連戦で、さらなるドラマの舞台は整った。

「まだ多くの試合が残っているが、今のような活気を持ってプレーし続ければ、良い結果が待っている」とコントレラスは力を込めた。

「特別なことが起きるだろう」