【レッドソックス5-3レッズ】ボストン/フェンウェイ・パーク、7月2日(日本時間3日)
四回表から再開された中断試合で、レッドソックスの左腕アロルディス・チャップマン(37)が、かつて6シーズンを過ごした古巣レッズ相手に節目となる通算350セーブを達成。公式セーブ記録が導入された1969年以降、この記録に到達した14人目の選手となった。
「この記録には大きな意味がある。これまでの努力が報われた証でもあるし、それだけチームが勝ってきたという証でもある。350セーブはチームの350勝を意味するからね」
左腕でこの記録を達成したのは、殿堂入りのビリー・ワグナー、ジョン・フランコに続き、チャップマンで3人目となる。
チャップマンにとってレッドソックスはキャリア7球団目となるが、今季はここ数年間でもトップレベルの活躍を見せており、8度目のオールスター選出も現実味を帯びている。
「目標は400セーブだ。簡単でないことは分かっているが、それでも常に全力で取り組んで達成を目指したい」
今季結んだ1年1075万ドル(約16.9億円)の契約は、双方にとって理想的な結果となっている。38試合に登板し、防御率1.29、10四球、51三振。セーブ成功は15/16回で、特に5月28日以降の15登板では自責点ゼロを継続中だ。
「本当に素晴らしいよ。彼はマウンド上の支配者だ。相手チームとして対戦していたこともあるけれど、彼と対峙するのは楽しいことではない。今は頼れる存在として、素晴らしい活躍をしてくれている」と、遊撃手のトレバー・ストーリーは絶賛する。
この日のハイライトは、チャップマンとエリー・デラクルーズの対決だった。
九回の先頭打者として登場したスイッチヒッターのデラクルーズに対し、チャップマンは156キロ、160キロ、163キロの直球勝負。これを全て振らせ、空振り三振に仕留めた。
捕手カルロス・ナルバエスはそんなレジェンドとの共演を心から楽しんでいるようだ。
「彼が投げる時、捕手として本当に幸せだと感じる。シーズン前には『自分がチャッピーにサインを出しているのか』って思ったよ。子どもの頃はそんな日が来るなんて思いもしなかった。本当に素晴らしいアスリートで、素晴らしいプロフェッショナルだ。37歳だけど、今がピークに見える。それもまたすごいことだし、彼がクローザーでいてくれるのは心強い」
この日、中断後の四回から『救援投手』としてマウンドに上がったブライアン・ベヨは5回62球と最終回まで投げられるようにも見えたが、コーラ監督は迷うことなくチャップマンをマウンドに送り出した。
「(ベヨには)まだ投げる余力はあったが、あの男(チャップマン)がいたからね。そして今日で350セーブ。素晴らしい記録だ」
