【レッドソックス2-0ヤンキース】ボストン/フェンウェイ・パーク
2連勝で迎えたライバルとのシリーズ3戦目。ア・リーグ防御率トップのマックス・フリードとの戦いは、案の定簡単なものではなかった。
しかし、レッドソックス打線は初回から先制に成功。ロミー・ゴンザレスの三塁打を起点に1点を奪うと、五回にラファエル・ディバースの15号ソロで追加点を挙げ、2-0の完封勝利を収めた。
これでヤンキースとの3連戦をスイープ。5連勝と波に乗っている。
初回から先制点を奪う理想的な展開となったが、アレックス・コーラ監督は、攻撃が始まる前からその日のチームには手応えを感じていたようだ。
「すべてはマウンドから始まる。しっかり投げてストライクを取れば、守備も良くなる。結局のところ、投手力と守備力こそが野球の柱だ。それを継続できれば、多くの試合に勝つチャンスが生まれる」
日曜の試合前までで、レッドソックスの救援陣はメジャーで6番目に多い271イニングを投げており、先発投手の奮起が求められていた。実際、そのせいで序盤からビハインドの状態で戦わなければいけない展開が多くなっていた。
しかし、直近の3カードでは、それが改善されつつある。それを象徴したのがこの日のブライアン・ベヨの投球だ。6試合連続のクオリティ・スタートを記録し、自己最多の114球を投げて7回無失点、8三振でマウンドを降りた。
「左打者が多かったので、いつもと少し違うプランだったが良くやってくれた。直球のコントロールが良く、カットボールも効果的だった。コナー・ウォンも素晴らしいリードをしてくれたし、ベヨは終盤でも球威が落ちなかった。本当に見事だった」と監督も絶賛した。
八回に1死一、二塁の場面で登板し、見事にピンチを抑えたギャレット・ウィットロックが九回も抑え今季初セーブを記録。アーロン・ジャッジはこのシリーズで12打数1安打、8三振と完全に封じ込められた。
八回のダブルプレーに珍しく感情を表に出して喜んだウィットロック。「拳を突き上げたんだ。(あのプレーが)どれだけ嬉しかったかを物語ってるだろ」とそのシーンを振り返った。
「ダブルプレーは試合の流れを変える。併殺を決めたからこそ観客も盛り上がった。日常的なプレーをきっちり仕上げなければならない。最近は少しミスもあったが、ダブルプレーはしっかり取れている」
「先週末のヤンキースタジアムでの試合から流れを掴んでいる。今回はこれまでの対戦よりも球場が盛り上がっていた。ファンも早くから集まり、一球一球に反応していた。2ストライクで立ち上がる姿なんて久々に見たよ。西海岸でもいい野球をして、戻ってきた時に、勝利の雰囲気を持って、スタジアムが揺れるような試合をしたいね」とコーラ監督も満足げな表情を見せた。
レッドソックスは月曜からシアトルを皮切りに、西海岸三都市を回る遠征に出発する。苦戦していた序盤戦からようやくこれで、勝ち越し(37勝36敗)と盛り返しつつあるこの勢いをキープしたいところ。この日も本塁打を放ったディバースの放出がどう影響するかも注目だ。
