カナダは過去5回のワールドベースボールクラシック(WBC)で準々決勝に進出したことはない。しかし、10日(日本時間11日)、これまで無敗を誇っていたプエルトリコに対して3−2で勝利し、初の準々決勝進出に一歩近づいた。
カナダにとって、準々決勝進出に向けたシナリオは非常にシンプルだ。11日(同12日)のキューバ戦に勝利すれば、カナダは3勝1敗で準々決勝に進出できる。プエルトリコとは同じ戦績で並ぶが、直接対決で勝利しているためプールAを1位で突破することになる。
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「それがこのスポーツの醍醐味だ。このポジションにたどり着くためにプレーする。今夜の試合に臨むにあたり、勝てるチャンスがあれば勝ちたいと思っていた。この勝利は素晴らしいが、明日も勝たなければ意味がない」
プエルトリコはこの試合で、ノーラン・アレナドの初回のタイムリーで1−0とリードを奪った。3試合連続無安打だったアレナドだが、3本のタイムリーヒットを放ち、最初のヒットで打点を挙げた。
しかし、三回、プエルトリコの先発投手ホセ・デ・レオンが2死から苦戦。デンゼル・クラークとエドゥアルド・ジュリエンが単打を放ち、デ・レオンはジョシュ・ネイラーに死球を与えて満塁とした。
ヤディアー・モリーナ監督はリコ・ガルシアを投入したが、その判断は裏目に出た。ガルシアは2つの押し出し四球で2点を献上。カナダが2−1と逆転した。
カナダの攻勢は四回も続き、今大会打率.545のオーウェン・ケイシーが先頭で二塁打を放つと、エイブラハム・トロがタイムリーで3点目を加えた。
プエルトリコは四回、マーティン・マルドナードの内野ゴロで3−2と点差を詰めたが、エディー・ロサリオが三塁で残塁し、チャンスを生かしきれなかった。
カナダの投手陣は、先発のジョーダン・バラゾビックが3回1失点で試合の流れを作り、その後は左腕ローガン・アレンにバトンタッチ。アレンもバラゾビックと同じく3回1失点の好投を見せ、最後はブロック・ダイクホーンが3回無失点の好投で試合を締めくくった。
「心臓がドキドキしていた。チャンスをもらえてうれしい。ここにいるためなら何でもする。急遽チームに加わったので、コーチ陣にもそう伝えた。ああいう状況に置かれ、結果を残せたことがチームにとってうれしい」と、身長193センチで「ビッグドクター」の異名を取るダイクホーンは語った。
プール最終戦がどうあれ、カナダはこの大会で真の優勝候補であることを証明した。しかし、キューバ戦では大会史上かつてない偉業を達成するチャンスがあり、その挑戦に万全の準備を整えている。
「いい試合になることを期待している。相手が猛烈に攻めてくるのは分かっているが、私たちもそうだ。このトーナメントの第4戦が楽しみだ。願わくば、もっと先に進めたらいいなと思っている」と、外野手のタイラー・オニールは意気込みを語った。
