ライリー・グリーン4打点でタイガース大勝

25歳未満での通算200打点は球団33年ぶり

June 14th, 2025

タイガース11-5レッズ】@デトロイト/コメリカ・パーク

金曜夜のコメリカ・パークでは試合後に、俳優・ラッパーとして活躍するリュダクリスのコンサートが予定されていたが、この夜のスポットライトはライリー・グリーン(24)が独占した。三回の14号ソロと六回の走者一掃の二塁打で4打点をマーク、チームはレッズに11-5で快勝した。

この日のタイガースはレッズ先発マルティネスから4回までの3本の本塁打で一発攻勢。六回にグリーンのタイムリーを含む4得点を挙げ、試合を決定づけた。

グリーンは本塁打、適時打のいずれも逆方向への一打。本塁打となった一発は、スタットキャストの推定で約130メートルの特大弾となり、ビジターブルペン奥の古い外野フェンスすら越えかけた。

「こんなふうに打てると気持ちいいね。最近は逆方向にホームランを打てていなかった気がするから」と本人は語った。

五回には走者を置いた状態で、マルティネスに三振を喫したグリーン。しかし、六回の満塁のチャンスでは、レッズの3番手T・ロジャースの外角のシンカーを流し打ち、左翼線へ痛烈な打球を放った。

3人の走者が生還し、グリーンは今季これで48打点、通算201に到達した。25歳未満での200打点到達は、1992年のトラビス・フライマン以来の快挙。フライマンはオールスターに5回選出された名選手だが、初のシーズン100打点は27歳の時。9月28日に25歳の誕生日を迎えるグリーンは、その記録にも迫るペースで打点を積み重ねている。

ただ、当の本人はこの記録に対して至って冷静だった。「自分はただ、このチームの勝利のために力になろうとしているだけで、そういう記録は、おのずとついてくるものだと思ってる。毎日グラウンドに立って、チームの勝利に貢献することが、自分の毎日の目標なんだ」

若きスラッガーの活躍には監督のA.Jヒンチも目を細める。「変化球を待っていたようだったが、引っ張り方向に大振りしてファウルになった。でもその後に、しっかりと修正して逆方向に強烈な打球を放った。野球経験がある人ならみんな『いいバッティングだったな』って言う場面だ。引っ張るのも良いし、難しいボールでも捉える『スイングモード』に入っているのも良いこと。ただ、しっかりとボールを見極めることもできているのはもっと良いね」

11得点の破壊力を見せたタイガース打線。1番・セカンドのグレイバー・トーレスはヤンキース時代の2023年5月24日以来となる1試合2本塁打を記録(6・7号)。7番・ショートのハビエル・バエズも四回に今季7号ソロを放った。

この強力援護は、オープナーとして登板したブラント・ハーター、そしてロングリリーフを担ったケイダー・モンテロにとって十二分のものに。モンテロはソロ本塁打2発で5回2失点7安打の内容。粘り強いピッチングで試合を作った。

レッズとのカード初戦を勝利で飾ったタイガースはこれで46勝25敗。MLB全体でトップの勝利数と勝率.648(次点はメッツの45勝/.643)で同地区2位のガーディアンズとツインズに9ゲーム差をつけ、ア・リーグ中地区の首位を快走している。