トムソン監督が2026年シーズンも続投へ

ワールドシリーズ制覇を目指すも2年連続NLDS敗退

October 14th, 2025

MLB.comが複数の関係者から得た情報によると、フィリーズのロブ・トムソン監督が2026年シーズンも続投することが決まったようだ。

フィリーズは先週、ナショナル・リーグ地区シリーズ(NLDS)でドジャースに敗れ、3年連続でワールドシリーズの舞台に進むことができず、監督交代の可能性が取り沙汰されていた。デーブ・ドンブロウスキー編成本部長とトムソン監督は16日(日本時間17日)に本拠地シチズンズバンクパークで会見を行い、ロースターの変更も含め、チームの将来について語る予定だ。

MLB Networkのジョン・ヘイマン記者とジョエル・シャーマン記者が「トムソン続投」についての第一報を伝えた。

62歳のトムソン監督は就任から4年連続でポストシーズンに進出。これはマイク・マシーニー(2012~15年:カージナルス)、デーブ・ロバーツ(2016~25年:ドジャース)、アーロン・ブーン(2018~21年:ヤンキース)に次ぐ史上4人目の快挙だ。

しかし、トムソン監督の就任1年目、2022年にワールドシリーズ進出を果たした後、直近3年間のポストシーズンはいずれも大きな失望に終わっている。2023年のナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)では王手をかけながらも本拠地シチズンズバンクパークでの最後の2試合を落とし、ダイヤモンドバックスに逆転負け。2024年のNLDSではメッツに1勝3敗で敗れ、今年もドジャースに1勝3敗で敗退した。第2戦の九回、無死二塁のチャンスでブライソン・ストットに送りバントを指示して失敗に終わるなど、試合中の采配が批判を浴びることもあった。

トムソン監督は来季まで契約を結んでいるが、チームの高い期待に応えられず、「変化」が求められる場合、任期の途中で監督が交代するのはよくあることだ。

フィリーズは多くの主力選手が今オフ、フリーエージェント(FA)になるため、大幅な戦力の入れ替えが予想されており、コーチングスタッフが変更される可能性も高い。2023年のNLCSで連勝スタートを切った後、フィリーズはポストシーズン13試合で打率.199、OPS.626と打線が機能せず、1試合平均わずか3.2得点にとどまっている。この13試合でフィリーズは3勝10敗、チーム防御率5.58だ。

NLDS敗退後、自身の進退について問われたトムソン監督は「私がコントロールできることではないし、それについて考えることすらしていない。今、60人もの選手や関係者が悲しみに暮れている。だから今は自分の仕事のことより、そのことばかり考えているよ」と語っていた。

球界を代表するスーパースターの1人であるブライス・ハーパーはNLDS敗退後、「彼のことが大好きだ。チームのために素晴らしい仕事をしているからね。将来がどうなるかは分からない。想像もできないよ。ドンブロウキー(編成本部長)に聞くべきだろう。でも間違いなく、僕たちはみんな彼のことが大好きだ。チームにとって素晴らしい存在なんだ」とトムソン監督への支持を表明した。

トムソン監督はダニー・オザーク(1976~76年)とチャーリー・マニュエル(2007~11年)に続き、球団史上3人目となる地区連覇を達成。2022年6月にジョー・ジラルディに代わって監督に就任してから、フィリーズの勝利数(346)と勝率(.580)はともにメジャー全体で2位だ。なお、通算勝率は球団史上最高、メジャー史上でも歴代20位にランクインしている。